「2020年の学校の夏休みはコロナの影響で短縮されるため、生乳需給の逼迫を受けて急ピッチで生産されている」とニュースでありました。
この「逼迫」の意味わかりますか?私は正直、なんて読むかもわかりませんでした。いい年して恥ずかしい!
そこで「逼迫」の読み方から、意味、類語や使い方を紹介します。よく似た言葉「切迫」との違いも解説しますよ。
「逼迫」の読み方は?
まず「逼迫」は「ひっぱく」と読みます。
「ふ、ふくはく?ふっぱく??」など、恥ずかしながら読み方もわからなかった私。
意味は。。。なんとなくわかるようなでも説明できない。ということで、次は意味を紹介します。
「逼迫」とはどういう意味?
「逼迫」とは「追い詰められて、ゆとりがない状態になること」「事態が差し迫ること」だそうです。
なので、「2020年の学校の夏休みはコロナの影響で短縮されるため、生乳需給の逼迫を受けて急ピッチで生産されている」というニュースは、例年よりも夏休みが早まり急激な生乳の需要に生産量が追い付いていないということなんですね。
逼迫の「逼」は「さしせまる」という意味ですが、常用漢字ではないため平仮名で表記されることが多いんです。なのであまり目にしたことがなかったんですね。
では「逼迫」の類語は何があるんでしょうか。次に類語を紹介します。
「逼迫」の類語は何がある?
逼迫の類語には以下の言葉があります。
- 急迫(きゅうはく):差し迫った事態になること
- 緊迫(きんぱく):今にも何かが起こりそうなほど、事態が差し迫っていること
- 切迫(せっぱく):逃げ場のない状況に追いつめられること。
- 危急(ききゅう):危険が差し迫っていること
- 焦眉(しょうび):危険がひどく近づいていること
この中で、「切迫」はニュースでもよく使われる言葉ですよね。では「逼迫」と「切迫」はどう違うのでしょうか。
次に「逼迫」と「切迫」の違いを紹介します。
「逼迫」と「切迫」の違いは?
「逼迫」と「切迫」という言葉は、どちらも状況が悪い状態を表すという共通点がありますね。
「逼迫」は差し迫って、心や金銭面、生活に余裕がなく追い詰められている状態です。
「切迫」も同じように差し迫っていますが、時間や期限が迫っていて予断を許さない状態という意味。機械的な差し迫りで「心の余裕がない」というニュアンスはあまりありません。
「逼迫」の使い方を例文付きで解説!
ではどういうふうに「逼迫」を使うのか、例文で使い方を見てみましょう。
- お金が逼迫して代金が払えない
- 病状は逼迫していたが、病院の対応が早くすぐに改善した
- 感情が逼迫する
- 食料需給が逼迫しているので、支援していただいてありがたい
例文を見ても、緊迫した状況で気持ちに余裕がない状態た含まれているのがわかりますね。
まとめ
- 「逼迫」とは、読み方は「ひっぱく」、意味は追い詰められて心にゆとりがない状態
- 類語には「切迫」は「緊迫」などがある
「逼迫」の意味を知って、正しい使い方をマスターできたらいいですね!