
最近、スーパーに「ポリ袋ハンター」が現れるそうです。ポリ袋ハンター??
ポリ袋ハンターとは何なのか?意味や出来た原因を調べました。
ポリ袋ハンターとは?
ポリ袋ハンターとは何なのか。どうやら、スーパーの透明袋「ポリ袋」を必要以上に持っていく人。
昔「オバタリアン」という漫画や言葉がありましたが、その中でもオバタリアンの行動として、スーパーでポリ袋をガッツリ持っていくというのがありましたよね。
特に中年女性に見られていたオバタリアンの行動が、今は「ポリ袋ハンター」という名前で復活しているようです。
「ポリ袋ハンター」は、TBSの朝の情報番組『グッとラック!』で紹介され、番組が作った言葉のようです。
ポリ袋ハンターの意味は?
ポリ袋ハンターの意味ですが、ポリ袋はスーパーのポリ袋。ハンターは狩人や何かを狙ってあさりに行く人。
これらを合わせて、スーパーのポリ袋を必要以上に持ち帰り、乱用する人という意味で「ポリ袋ハンター」と言うようです。
ポリ袋ハンターが現れる原因は?
ポリ袋ハンターが出始めた原因は、どうやらスーパーのレジ袋有料化にあるようです。
レジ袋が有料になり、今まで無料だった物にお金を払いたくない人や、エコバッグを持って行くのが面倒、または忘れてしまう人がポリ袋ハンターとなるようです。
家でゴミを出す時に、スーパーのポリ袋を使うため、その場で必要な分以上をガッツリ持って帰ってしまうそうなんです。
これは立派な迷惑行動ですよね。
ちなみに私が住んでいる香港では、2015年4月からレジ袋が有料化となっています。なのでエコバックは必ず持参していますが、持って行ったエコバックでは小さ過ぎた場合や足りなかった場合は、もちろんお金を払っていますよ。
関連記事:知らないとまずい!香港の買い物袋事情とその他お店のエコ対策
レジ袋有料化はどうして?

そもそもどうしてレジ袋が有料化されたんでしょうか。
今地球ではいろんな問題がありますが、世界中で問題視されているのが「海洋プラスチックゴミ問題」と「地球温暖化」。これらの問題に取り掛かる取り組みの一つがレジ袋有料化なんです。
海洋プラスチックごみ問題は、人が捨てたペットボトルやゴミ袋などが海の動物に影響を及ぼしているという問題です。海が汚れるだけでなく、海の動物がゴミを食べてしまうんですよね。プラスチックは胃の中で消化されずに残ってしまうので、死んでしまう動物も多いそう。
また、地球温暖化は昔に比べて地球の温度が上がっている状態のこと。地球の温度が上がると、北極・南極の氷が溶けたり、海の水が増えてなくなってしまう島もあります。その他、土が干からびて農作物が採れなくなったり、自然災害もふえるそうです。
今まではゴミをどんどん燃やしていましたが、これが回り回って地球温暖化にもつながっています。
なのでレジ袋を有料化にし、みんなでエコバックを使ってゴミを少なくすることで、「海洋プラスチックゴミ問題」と「地球温暖化」などの地球のいろんな問題を改善しようという取り組みなんです。
レジ袋有料化には賛否両論あるようですが、私は意識を高めるのはいいんじゃないかなと思います。
香港ではレジ袋が有料化になっているのはもちろん、マクドナルドもストローは出ません(くださいと言えばもらえます)。日本でもスターバックスでは紙ストローになりましたが、香港でもいろんな飲食店で同じ取り組みがされているんですよ。
香港ではゴミは焼却ではなく埋め立てです。狭い香港なので、今現在埋め立てされている場所もすぐにいっぱいになると見られています。なので、ゴミを減らすことにより注力されているんですね。
レジ袋有料化の罰則金は?
レジ袋の有料化は、容器包装リサイクル法に基づいたもの。もし、「有料化義務違反」が判明した場合は罰則があります。
違反が判明した場合、まず行政サイドから勧告、指導等が入るようです。状況によっては事業者名(企業名)が公開されるとのこと。
そして、悪質の場合は50万円以下の罰金となります。
まとめ
- ポリ袋ハンターの意味とは、メディアが作った言葉で、スーパーの透明袋「ポリ袋」を必要以上に持っていく人。
- ポリ袋ハンターが出てきた原因は、レジ袋の有料化。
- レジ袋有料化に違反すると、50万円以下の罰則。
ポリ袋ハンターが増えたら、レジ袋だけでなくポリ袋も有料化になってしまうかも?!
地球のために自分たちができることの第一歩としても、エコバックを使ってみてはいかがでしょうか。