蚊に刺されるのって嫌ですよね。
でも、最近のかゆみ止めってすごく効いてくれます。塗って、時間を置いてまた塗って、と3回くらい塗ればかゆみも赤みも引いていきます。
でもそれは普通の蚊の話!
サンドフライは普通の蚊じゃないんです。
私が香港で初めてサンドフライにやられたときは本当につらかったです。
かゆいのってツライことNo.1だと思うんです。しかもそのかゆみが強烈!
サンドフライに刺されたことのある人もない人も、私のような悲惨な目に遭わないために、サンドフライ対策と私が使っている虫除けをご紹介します。
サンドフライなんて気にせず、思いっきり子供と外で遊びましょう!
Contents
サンドフライってなに?
日本では夏に刺されると言ったら「蚊」ですよね。
ブゥ~ンと飛んできたところを、バシーッ!とやっつける感じです。
でもサンドフライは違うんです。蚊よりもずっと小さくて、ふわふわ飛んでいる感じです。
見慣れない頃は、視界に入っていても「なんか黒い点が動いてる?」くらいなんです。
ちょっとパンッとやれば蚊よりも簡単にすぐにやっつけられる弱っちい虫です。
でも刺された時の威力と言ったら、もう地獄のようなかゆみ!
実際に刺されたらどうなるのか私の実体験でご紹介します笑
サンドフライに刺されたらどうなるの?
そう、あれは忘れもしない、2017年の夏。雨が上がった、蒸し暑い夏の夕方でした。
子供と一緒に公園へ行き、私はママ友と一緒に子どもたちを見ながら楽しくおしゃべりをしていたんです。
私の足にサンドフライがふわふわと飛んでいたのも知らずに…
家に帰ってから、足首がかゆいなーと思ったのですが、見ても特に何もなく、その晩はそのままにして寝ました。
すると夜中に猛烈なかゆみで目が覚めたんです!
かゆくてたまらず、ぐわぁーっと両足首を掻きむしり、叩いてもつまんでも痒みは治まらず、 ハァハァ言いながら眠れね夜を過ごす羽目になりました…
そんな忘れられない強烈な体験をした私が、香港に何年も住んでいてわかったことは、
- サンドフライは公園など木や草が多いところによくいる
- 雨上がりなど、蒸し暑い時は要注意
- 夏に多くでるが、数は減っても一年中いる
- ふわふわまとわりつくように、近くを何箇所も刺す
- かゆみは一週間くらい続き、刺された跡は赤みが引いた後も一年くらい残る
香港の公園は、周りに木や草が植えられているので、じっと立って子供を見ているとすぐに刺されちゃいます。
サンドフライ は小さく、特に立っていると足元をあまり見ないので気付きにくいですが、知らない間に刺されていることが多いんです。
では、サンドフライ に刺されてしまったらどうしたらいいか、対処法をご紹介します。
サンドフライに刺されたときの対処法
足や腕に黒い点のような虫がいて、パシッと叩くと血が付いたときはサンドフライに刺されている可能性が高いです。
目に見えなくても、「なんかかゆいなぁ…」と思ったらすぐに対処しましょう。
対処法1:毒を絞り出す
毒というのが正しい言い方かわかりませんが、 腕や足に止まっているのが見えたらすぐにそこをギュウッと絞り出しましょう。
私は何年も刺されていますが、刺された箇所を絞るようにすると、その後の症状がひどくならずに済んでいるように思います。
対処法2:虫さされのクリームを塗る
虫さされに効く薬は、ムヒやウナコーワなどが有名ですが、残念ながらサンドフライには効きません。
スーッとひんやり効いているように思いますが、かゆみは収治まらないんです。
私が今まで試して1番効いたのは「Anthisan(癢即消)」という薬。
長さ7cmくらいの白い小さいチューブで、白地に緑で左に虫の絵と、右にAnthisan(癢即消)」 の文字が書かれてあります。
2017年頃は有名なドラッグストア「Mannings」に置いていて、お店の人もすぐに出してくれたのですが、この間行ったらなんともう取り扱っていなかった…
他のドラッグストアやローカルな薬局に聞いてもありませんでした。
今 「Anthisan(癢即消)」 に代わるいい薬はないか探し中です。
頼みの綱だった「Anthisan(癢即消)」 がなくなって、代わりの薬を探し中なので、今は刺されないように対策を徹底するしかない!
次はサンドフライに刺されないための対策をご紹介します。
サンドフライに刺されないための対策
サンドフライに刺されたことがなくても、備えあれば憂いなしですよね。ではどうすれば刺されないのでしょうか?
対策1:肌の露出を少なくする
やっぱり服を着て肌が出ていないところは刺されないです。暑くても草木の近くで遊ぶときは、長袖の上着を羽織りましょう。
素材は薄いTシャツ素材でもいいです。
ただメッシュ素材など、細かくても穴が開いているものだと、サンドフライは小さいので穴から入って刺される可能性があります。
香港の人は半袖に短パンのママも多いので周りを見て油断しますが、なるべく肌を覆う方がいいですね。
対策2:虫除けスプレーをする
腕は長袖を着てカバーできても手や足首など覆うのは難しいですよね。
そんなときは虫除けスプレーをしましょう。
私が今使っている虫除けスプレーはこちらです。(かなり使っているので汚くてすみません。)
「曼秀雷敦強效驅蚊噴霧」メンソレータムの虫除けスプレーです。
よくある虫除けには「Deet(ディート)」とよばれる成分が入っています。
Deet(ディート)は虫除けの効果が高いのですが、体への影響があり、特に子供への使用は回数を制限するなど注意が必要だそうです。
ですが私が使っている 「曼秀雷敦強效驅蚊噴霧」 は、(Deet)ディートではなく「Picaridin(イカリジン)」を使用。
Picaridin(イカリジン) はDeet(ディート)と同様に虫除けの効果がある上、子供への影響がないので安心して使えるらしいです。
無色で匂いもさわやかなのも気に入っています。
「Mannings」や「Watsons」などのドラッグストア、「Wellcome」などのスーパーにも売っています。
大きさは125mlと50mlの2種類あり、125mlで$100くらい(約1300円)、50mlで$50くらい(約750円)です。
50mlは高さ10cmちょっとと小さいので、私はカバンに入れて持ち歩いています。
サンドフライの都市伝説?
今まで自分自身が刺された経験や、周りの友達が刺されているのを見てきて感じていることがあります。
次はそんな都市伝説のような、でも高い確率で起こっていることを紹介します。
サンドフライに刺されると免疫ができる⁈
私が香港に来て初めてサンドフライに刺されたときは、 くるぶしを出してズボンを履いていたのですが、ズボンとスニーカーの間の肌が出ている部分が何十箇所も刺されました。
刺されてから時間差で赤みとかゆみが出て、かゆみは眠れないほど強烈、跡もあざのように汚く残りました。
その翌年また刺されたのですが、そのときは刺されたらすぐに赤くなりました。かゆみも初めて刺されたときとは全然違い我慢できるくらい。
もちろん夜も眠れました。
おそらくサンドフライに刺されることで、体に免疫ができ、次に刺されたときには体が反応してすぐに赤くなったと思われます。
初めて刺されてから2年ほど経ち、今も刺されたら赤くなりますが、刺されてから1日くらいで治まりかゆみのぶり返しもないですね。
香港人の旦那さんは刺されてもそのときはかゆいですが、1日も経たないうちに何ともなくなっています。
小さい子供はサンドフライに刺されない⁈
大人はよく刺されますが、3歳になる息子はほとんどサンドフライに刺されたことはありません。私の周りのママ友の子供もです。
「○○歳までは刺されない」とハッキリとはわかりませんが、周りをみると4歳くらいではあまり刺されないようです。
かと言って何もしないで草むらの中で遊ぶというのは怖いです。
大人と同じ方法でいいので、しっかりと対策をしてから遊びましょう。
まとめ
- サンドフライは普通の蚊と違ってとても小さく、ふわふわと肌にまとわりつきながら近い場所を何箇所も刺す
- サンドフライは痒みが強烈で、 蚊用の塗り薬は効かず、 跡も長い間残ってしまう
- サンドフライに刺されないためには、虫除けスプレーとなるべく肌の露出は避ける
- サンドフライに刺された場合は毒を絞り出す
- 一度サンドフライに刺されると免疫が付き、4歳くらいまでの小さい子供は刺されないことが多い
せっかく楽しく外で遊んでいたのに、サンドフライに刺されたら気分が台無しです。
しっかりと対策を取って子供も自分もサンドフライから守り、楽しい思い出をいっぱい作りましょう!