子供が成長するにつれて、遊ばなくなったおもちゃが出てきますよね。年齢にも合わなくなったし処分したいけど、壊れてもなく状態もいいとなると捨てるにはもったいないです。特に人形やぬいぐるみは捨てるのって気が引けますよね。
周りに小さい子がいれば譲ることもできますが、押し付けになっていないかなども気になります。
そんな時は「寄付」という形で社会貢献してみてはいかがですか?「寄付」というとお金を募金するイメージが強いですが、おもちゃも寄付になるんです。
でも今までおもちゃを寄付したことなんてないという人は、「遊ばなくなったおもちゃで社会貢献できるならやりたい!でもどうやって?送料無料で送れる?」といろいろ疑問になりますよね。
調べてみると、有料でもたくさんの団体や会社がおもちゃの寄付活動をしていました。送料無料のサービスや、そのサービス以外で送料無料で寄付する方法も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
Contents
寄付したおもちゃはどこへ行くの?
寄付は回収後、国内外のおもちゃを必要としている施設へ送ってくれ、再度おもちゃが活躍できます。
セカンドハンドショップへ持っていくのもいいですが、それだと遊ばなくなったおもちゃを売るだけです。それよりも寄付して、世界のどこかでよろこんでいる人がいると想像すると、寄付してよかったと思いますよね。
寄付できるものはどんなもの?
寄付する先にもよりますが、おもちゃやぬいぐるみはもちろん、実はその他色んなものが寄付できます。
- ぬいぐるみ
- 人形
- おもちゃ
- ベビーカー
- 自転車
- 三輪車
- 服
- 食器
- 文房具
- スポーツ用品
生活用品のほとんどが寄付できるようで、調べてビックリしました。おもちゃ以外にも寄付できるので、送る際に箱いっぱいに詰められますね。
受け取ってもらえる種類は多岐にわたりますが、壊れているもの、もう使えないもの、汚れがひどいものは送ることができないところが多いです。汚れの程度など、目安としては「自分でフリーマーケットやバザーをする時に販売できそうなもの」と考えればよさそうですね。
おもちゃを寄付できるのはどこ?
寄付しようとなると、どこに送ればいいのかわからないですよね。寄付活動をしている団体8つを紹介します。
また送料無料のサービスや、そのサービス以外で送料無料で寄付する方法はこの後に紹介しますね。
NPO法人もったいないジャパン
もったいないジャパンは、廃棄されてしまう多くのものを「もったいない精神」のもと社会に還元しているNPO法人です。
寄付するおもちゃや日用品は、未使用品が対象です。ラベルやパッケージに少々の難があり廃棄されてしまう商品などを、企業や個人の方から受け付けています。
もったいないジャパンは、フードバンク活動も行っています。フードバンク活動とは、まだまだ十分に食べられる食品なのに廃棄されてしまう食品を一般家庭、及び企業、地元農家などからご寄付してもらい、寄付してもらった食品を子ども食堂や、社会福祉施設などに届ける活動です。
《寄付の方法》
・任意の箱に詰めて送付。事前連絡不要
・神奈川県の事務所へ直接持ち込み
※平日9時~17時まで常勤ボランティアが対応。時間外はスタッフ不在、事務所前の物資回収ボックスで24時間お持ち込み可能。
《料金》
・送付の場合は元払いの料金
・直接持ち込みは無料
NPO法人おもちゃバンク
おもちゃバンクは、おもちゃを必要としている児童施設、福祉団体、母子(父子)家庭へ寄贈活動をしているNPO法人です。今までは近くの児童施設への寄贈のみでしたが、今では 全国の児童施設へ提供範囲を広げています。またインターネット上で母子家庭と父子家庭への寄贈も始めています。
またおもちゃバンクでは、フードバンク活動も行っています。品質が維持されているのに廃棄されてしまっている食料品を、企業や個人(農家など)より提供してもらい、児童施設や福祉関連の施設などへ提供しています。
《寄付の方法》
1. ホームページの寄付専用フォームから申し込み
2. おもちゃバンクからメールで「受け入れ可」か「受け入れ不可」の連絡が来る
3. 返信メールに記載してあるURLを見て、配送の手配をする
《金額》
要問い合わせ
ワールドギフト
ワールドギフトは、捨てたくないもの、誰かに使ってもらいたい身の回りの不用品を、主に途上国での寄付活動や現地リユースを通じ、できるだけ多く再利用し社会支援に役立てることを目的に活動している団体です。
《寄付の方法》
1. メールフォームで荷物の集荷依頼
2. 注意事項・確認メールに返信し、荷物を準備
3. 希望日・時間帯に宅配業者が集荷
《料金》
・120サイズ
縦×横×奥行の3辺合計が120cmまで
集荷料金:2400円
・140サイズ
縦×横×奥行の3辺合計が140cmまで
集荷料金:2900円
・160サイズ
縦×横×奥行の3辺合計が160cmまで
集荷料金:3700円
※全サイズ 重さ30kgまで箱や衣装ケース等に詰放題
国際子供友好協会
国際子供友好協会は2008年に創設されました。創設以来、世界の子供たちに支援活動を行っている非営利活動法人です。
《寄付の方法》
ダンボールやビニール袋などに入れ、送料元払いで送る
《料金》
送料のみ
パワーセラー
パワーセラーは、主に不用品を回収しながら、リサイクルを通して社会貢献を行っている会社です。回収したものを大型台風ハイエンの被害が深刻なフィリピンに物資を送って支援しています。
《寄付の方法》
・ダンボールに詰めて送料元払いで宅配便で送る
・埼玉県の店舗へ持ち込み
年中無休10:00~18:00
《料金》
・宅配便で送る場合は送料
・店舗へ持込の場合は無料
いいことショップ
いいことショップは不用品を回収販売して現金を捻出し、子供たちを支援する各種団体へ寄付している会社です。また不用品の寄付で実績を公表している、唯一の会社です。
寄付の方法を「ダンボール1箱につき100円の寄付」「品物を査定して多くの金額を寄付」の2つから選べます。
「ダンボール1箱につき100円の寄付」の場合
《寄付の方法》
・ダンボールに詰めて送料元払いで送る
・横浜・大阪・神戸・札幌の集荷センターへ直接持ち込み
横浜集荷センター
営業時間 9:00 ~ 18:00(昼休憩12:00 ~ 13:00を除く)
大阪集荷センター
営業時間 9:00 ~ 18:00(昼休憩12:00 ~ 13:00を除く)
神戸集荷センター
営業時間 9:00 ~ 18:00(昼休憩12:00 ~ 13:00を除く)
札幌集荷センター
営業時間 10:00 ~ 16:00(平日のみ)
《料金》
・送る場合は送料
・店舗へ持込の場合は無料
「品物を査定して多くの金額を寄付」の場合
《寄付の方法》
1. メールで無料寄付査定の申し込み
2. 仮査定結果の連絡がくるので金額に同意
3. 送料元払いで品物発送
4. 本査定結果の連絡がくるので金額に同意
5. 寄付先へ査定金額を寄付
《料金》
元払いの送料
セカンドライフ
セカンドライフは、不用品のリユースを通して、発展途上国の子供たちのワクチン募金を受け付けている会社です。ぬいぐるみや雑貨など1件の寄付で、 途上国の子供達に向けてワクチン1人分が寄付されます。
《寄付の方法》
1. 3辺合計が160cm以下のダンボールに品物を入れる
2. ホームページから申し込み、入金
3. セカンドライフから専用伝票が送られてくるので、ダンボールに貼ってゆうパックへ集荷依頼
《料金》
・3辺合計120cmまでの箱 1,980円
・3辺合計160cmまでの箱 2,480円
※料金の中に、伝票配送料 、ゆうパック料金 、ワクチン募金が含まれます。
エコトレーディング
エコトレーディングは、不要になったおもちゃや日用品などを、主にタイ、フィリピンのリサイクルショップに販売し、現地の生活に役立つよう活動している会社です。売上げの一部を現地の孤児院や国内のNPO団体への寄付しています。
《寄付の方法》
基本持ち込み
軽トラックの貸出しも有
近所、親戚、友達同士などでまとまった量であれば出張費無料で回収可
《料金》
持ち込みのため無料
送料を安くするコツ
送料はかかってもやっぱり安く送りたいですよね。安く送るコツは「箱は小さく・個数は少なく」だそうです。
- 量が少ない場合は、圧縮して小さい箱にぎゅうぎゅうに詰める
- 量が多い場合は大きめの箱で個数を少なくする
- 小さい箱で複数の場合はテープやひもで1個口にする
コツを押さえて少しでも安く送られれば、気持ちよく寄付ができますよね。
送料無料で寄付したいなら
「寄付といっても送料がかかるのかぁ...」と、ちょっと寄付するのをためらう人もいるかもしれません。そんな場合におすすめの方法があります。
近くの児童施設に寄付する
日本ではありませんが、私も以前、近所の幼稚園に子供が使えそうなものを寄付したことがあります。その幼稚園に出入りすることがあり、子供が遊べるものや先生が使えるものが不足してそうだなと思っていたんです。
なので「壊れたり使えなくなったら遠慮なく処分してください」と、自分の不要になったものを寄付したんです。先生は驚かれていましたが、とても感謝してくださり、私もうれしくなりました。
ただ、寄付と言っても譲り先が必要としているとは限りません。
もしかしたら同じようなおもちゃが既にたくさんあるかも知れませんし、自分が「子供が喜びそう」と思っても、実際はそうでなかったり、逆に取り合いになるからいりませんということもあるかもしれません。
出向く前にかならず連絡を入れ、寄付しても大丈夫かどうか確認しましょう。
寄付を受け付けているところへ直接持ち込む
寄付を受け付けている団体や会社の中には、直接持ち込みができるところもあります。家の近くでそういった団体や会社があれば、持ち込んだほうが送料もかかりませんし、郵送する手間も省けますね。
ロココ
ロココはリサイクルショップで、おもちゃの寄付活動もしています。そして広くおもちゃの寄贈先を募るために「おもちゃバンク」を設立し、ロココで回収した一部をおもちゃバンクで提供しています。
日本郵便(ゆうパック)であれば、送料はロココ負担となりので着払い郵送可能とのこと。送料無料は私が調べた中ではロココだけでした。
寄付するには査定が必要となりますので、ホームページから査定申し込みやお問い合わせをお願いします。
リサイクルショップKK.ネット
リサイクルショップKK.ネットは、寄付活動もしているリサイクルショップなので、値段が付きそうなブランド品などと一緒に送ると逆に買取金がもらえるかもしれません。詳しくはお問い合わせくださいね。
おもちゃを寄付する時の注意
詐欺団体に注意する
寄付団体を装って商品を回収し、集めた商品を売りさばいて利益を得ようとする団体もあるようです。見分け方は難しいですが、ホームページを確認してちゃんとした組織か、問い合わせ先や住所はきちんと記されているかなどチェックしましょう。
メールや電話、直接訪問で呼びかけてくる会社は怪しいので、ネットで検索し気になる点は必ず問い合わせましょう。
また会社住所のように記載して、実は個人宅に送られるようになっていることもあるようです。気になる場合は、ホームページの住所をグーグルマップで検索し、本当に会社かどうか画像で確認することも出来ますね。
寄付するものはゴミじゃない
中には、回収業者に引き取ってもらうよりも安くつくからと、「寄付」という名目で安く処分してもらおうとする人もいるようです。寄付とは、自分にとっては使わなくなったものでも、処分するゴミではなく贈り物です。
使えないくらいボロボロのものや、壊れていて遊べないものを送られた方も困ってしまいますよね。本当に使う人がいるか、子供たちは喜ぶかを考えてから贈りましょう。
まとめ
- 寄付したおもちゃは国内外の必要とする人たちのところへ送られる。
- 寄付できるものは受け付ける団体や会社によって違う。おもちゃや日用品、食品も受け付けているところもあり。
- 送料は元払いがほとんどだが、送料無料で受け付けているところもある。
- 送料無料にするコツはおもちゃを直接持ち込むこと。
おもちゃを捨てなくていいってすごく気が楽になりますよね。だれか必要としている人へ譲れると思うと、罪悪感なくおもちゃの処分ができます。その上社会貢献ができるとなると、家にある、処分するか悩むおもちゃも思い切って手放せますね。
処分する側も、寄付される側も、お互いがうれしくなります。まだ遊べるおもちゃたちも、次の人に渡って引き続き遊んでもらえるので、きっとうれしいですよね。
自分のできる社会貢献をしながら、気持ちよく暮らしましょう。
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