新生児の赤ちゃんが夜泣きで激しく泣き続けていると、ママはどうしていいかわからなくなりますよね。「ずっと泣いていてかわいそうに…」なんて思うのも始めのうちで、泣き止まないと「なんで起きるの?なんで泣き止まないの?!」と、イライラしてしまいます。
そして毎晩夜泣きが続くとママはもうグッタリ。疲れた体を休められず、夜が来るのが怖いくらいにストレスになります。また赤ちゃんにギャン泣きされると、近所に聞こえて迷惑がかかるし、虐待を疑われるんじゃないかと心配になる人もいると思います。
そこで、新生児の赤ちゃんにグッスリ寝てもらって、自分の体を回復させるためにも「夜泣きを止めさせたい!!」というママへ、私も経験した新生児の夜泣きの原因と簡単にできる対策を3つ紹介します。
夜泣きが軽減されれば、ママの睡眠も確保されすっきり朝を迎えられますよ。
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Contents
新生児の夜泣きの原因は?
夜泣きの原因は、実は「コレだ!」と証明されたものはないそうです。ですが、ほとんどの新生児が夜泣きをします。どうして赤ちゃんが夜に起きて泣き止まないのか、考えられているいくつかの原因を紹介します。
赤ちゃんに何か不快なことがある
新生児の赤ちゃんは、ママのお腹の中から外の世界に出てきたばかりなので、まだ外の世界に慣れていません。
- お腹が空いた
- オムツが濡れて気持ちが悪い
- 部屋が暑い、または寒い
- 周りがうるさい
- 部屋がまぶしい
- 眠いのに眠れない
濡れたオムツや、部屋の環境など、何か少しでも不快なことがあると、赤ちゃんは敏感に反応して泣いて訴えるんです。
また、新生児の赤ちゃんは、まだ一度にたくさんおっぱいを飲めません。ミルクは母乳に比べて腹持ちがいいと言われていますが、おっぱいやミルクを上手に飲めないと頻繁にお腹が空いてしまうんです。
夜泣きは睡眠が発達途中だから
オムツをチェックしても濡れていないし、部屋の環境も赤ちゃんが寝やすいようにしているのに夜泣きすることもよくあります。というのも、新生児の赤ちゃんは睡眠がまだ発達途中で、大人のようにまとまって眠れません。
月齢が上がるとおっぱいも一度にたくさん飲めるようになり、また膀胱の機能も発達してオムツ替えの頻度も少なくなるので、その分夜泣きがマシになってくる傾向があります。
私も息子がまだ新生児のころ、何をしても泣き止まない時がありました。抱っこでも無理、ベビーカーに乗せて部屋の中をぐるぐる回ってもダメで、いつもの最終兵器おっぱいも顔をそむけて拒否されお手上げ状態でした。
そこから2時間くらい泣き止まず、どこか悪いのかなと心配しだしたころ、もう一度おっぱいをあげるとなんとか飲んで寝てくれました。
夜泣きにママのスキンシップは関係ない
夜泣きは赤ちゃんが成長する過程で起こる生理現象のようなものと考えられています。なので「赤ちゃんが夜泣きで起きるのは、昼間の刺激が足りないから」ではないんです。
夜泣きで苦しむママの中には、「日中にお散歩に行ってるのに…」「毎日家にいて、寝かせているだけだからかな…」と赤ちゃんへの刺激やスキンシップが足りないこと心配する人もいますが、夜泣きは生理現象なので、自分を責めないでくださいね。
そういう私も、新生児で無反応の息子に必死に歌いかけたりしていました。でも自分が楽しく話しかけたり、マッサージしてあげたりはいいですが、「無反応でもやらないと!」と自分でツラくなるほどはしなくてもよかったんですね。
簡単にできる新生児の夜泣き対策
新生児の赤ちゃんの夜泣きが始まったら、次に紹介する、簡単にできる対策をまずは試してみましょう。
赤ちゃんに不快なことはないか確認する
まずは、オムツが濡れていないか、部屋の温度が適温かなどを確認しましょう。部屋の温度が適温でも、赤ちゃんにたくさん着せていると暑くなります。赤ちゃんの服も着せすぎじゃないかも確認しましょう。
また夜泣きで泣き続けていても、おっぱいやミルクをあげると満たされて落ち着く赤ちゃんが多いので、やさしく抱っこしながら授乳してみましょう。
私も息子の夜泣きで抱っこしてユラユラさせてもダメな時は、最終でおっぱいを飲ませていました。当時は「お腹を満たしてあげよう。」なんてゆったりとした気持ちじゃなく、「泣き止まない息子の口をおっぱいで閉じる!」という荒技でした…
お腹にいた時と似た状況にしてあげる
新生児の赤ちゃんは、まだママのお腹にいた頃の方が長いので、ママのお腹にいた時と同じような状況にしてあげると安心して夜泣きが落ち着く場合があります。
- 赤ちゃんが丸まるように、お腹の中にいたときの体勢で抱っこしてユラユラさせてあげる
- 抱っこしておくるみをキツめに巻いてあげる
- 掃除機やビニール袋のクシャクシャいう音でママのお腹で聞いていた音を再現する
赤ちゃんは寝ている間に自分の体がビクッとなって、自分でびっくりして泣き出してしまいます。おくるみでキツめにくるんであげるとビクッとなりにくいので、スヤスヤ寝てくれる子が多いですよ。おくるみのくるみ方は助産師さんの指導を受けてくださいね。
掃除機やビニール袋のクシャクシャいう音は、赤ちゃんがママのお腹の中で聞いていた音に似ていると言われています。息子の場合はドライヤーだったようで、泣いている時にドライヤーをつけるとご機嫌になってくれることがよくありました。
いっそのこと赤ちゃんを起こす
赤ちゃんの夜泣きでは、寝ぼけて泣いているときと、泣き続けて目を覚ましているときがあります。寝ぼけている時はトントンしてあげるとそのまま寝る場合もありますが、目を覚ましてしまった時は、いっそ起こしてリビングなどに連れて行ってみましょう。
リビングなどに場所を変えてミルクをあげたり、絵本を見せたりすると気分が変わって落ち着いてくる赤ちゃんが多いです。赤ちゃんが泣き止んだら抱っこでユラユラさせ、まどろんできた頃にもう一度寝室へ連れて行ってあげましょう。
夜泣き対策以外でできること
直接の夜泣き対策ではありませんが、その他でできることもあります。
- パパに協力してもらう
- 近所に赤ちゃんの夜泣きがひどいことの説明とお詫びに、一言挨拶しておく
- 家事など上手く手抜きして、休める時に休む
赤ちゃんは夫婦二人の子供なので、パパにも育児を協力してもらいましょう。「パパは仕事で忙しいから。」と言っても、ママも日中も休むことなく新生児のお世話に追われています。自分の時間なんてパパよりもない人もいますし、ストレスの種類は違いますがママも大きなストレスを抱えています。夫婦でお互い感謝しつつ、サポートし合えればいいですね。
夜泣きがひどくて毎晩泣き止まない状態だと、近所迷惑も心配になりますよね。一言でもお詫びがあるのとないのとでは周りの印象も違うので、顔をあわせた時に挨拶しておきましょう。
夜泣きがひどいと一晩中泣いているという赤ちゃんもいます。新生児のころは、まだママも産後すぐで体も回復していません。赤ちゃんのお世話以外で手を抜けるところは手を抜いて、できるだけ休むようにしましょう。多少部屋が汚れていても、気になるのは自分だけということもよくありますよ。
また夜泣きに悩んでいるママの中には、月齢が上がると「おねんねトレーニング」を試す人もいます。「おねんねトレーニング」って何?という人はこちらをご覧くださいね。各家庭に合ったやり方で、上手に赤ちゃんと付き合っていきましょう。
夜泣きは何時間放置してOK?おねんねトレーニングはいつから?
まとめ
- 夜泣きの原因は「赤ちゃんに何か不快なことがある」「新生児で睡眠が発達途中だから」ということがあり、日中のママのスキンシップは関係はありません。
- 夜泣きが始まったら、「オムツが濡れていないか、部屋の温度が適温かなど確認する」「おくるみにくるんだり、赤ちゃんの体勢を丸くしたりして、ママのお腹にいた時と似た状況にしてあげる」「いったん起こして仕切り直す」などの対策を取ってみましょう。
- パパにサポートしてもらったり、家事など手抜きしながら休むようにしましょう。ご近所へ夜泣きのお詫びも忘れずに。
新生児の赤ちゃんが夜泣きでいつまでも泣き止まないと、どこか悪いんじゃないかと心配にもなりますよね。でも睡眠のサイクルが整ってくると、だんだん寝てくれるようになります。
ギャン泣きされるとママがツラくなり、私も泣きながら授乳していた思い出がありますが、「夜泣きは成長過程の生理現象」です。ママのせいでも赤ちゃんのせいでも、誰のせいでもありません。
「赤ちゃんは理由なく泣くときもある」ことを頭において、割り切って夜泣きに付き合いましょう。ひどい夜泣きでも必ず落ち着く時期がきますよ。