旦那さんが子供の世話をするのを見て、「なんでそんなこともできないの⁈」と思ったことはありませんか?
子供が赤ちゃんの頃は「オムツ替えに戸惑う」少し大きくなったら「一緒に遊ぶどころか、ずっと携帯を見せている」
こんな状況を見て、父親は子育てに向いてないんじゃないかと心配する人もいるかもしれません。
私も「なんでそんなことわからないの⁈」とイライラしたことがよくありました。でも考えてみると、女性と男性では違うところがたくさんあったんです。
人は自分ができることは周りもできると思いがちですが、相手の立場に立ってみるとわかることがたくさんあります。
「うちの旦那は育児に参加してくれない。子育てに向いてない」と嘆く人へ、どうして父親が子育てに向いてないと思われるのかという理由と、父親が子育てでできる大切なことを紹介します。
原因を知れば、旦那さんとの関わり方も変わって「やっぱり父親って子育てに大事なんだな」と思えるようになりますよ。
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Contents
男性が子育てに向いてないと思われる理由
最近は「イクメン」という言葉もあるように、育児に関わる男性も増えてきましたよね。
でも世間一般周りを見ると、ママたちの旦那さんに対する愚痴も聞かれ、まだまだ男性は子育てに向いてないと思われがちです。
では、どうして父親である男性は子育てに向いてないと思われるのでしょうか。
父親の実感が持てない
母親は赤ちゃんがお腹にいるときから、体の変化を通して母親としての自覚が出てきます。
- つわりが始まる
- お腹がだんだん膨らんでくる
- 食べ物や飲み物は、赤ちゃんのことを考えて口にする
- お腹の中で赤ちゃんが蹴ってくる感覚や胎動を感じる
母親が十月十日お腹で育てている間、父親は見ていてもイマイチ実感がわかないんですよね。
子供が産まれて、「はい、パパです!」と言われても、急に赤ちゃんが自分の生活に入ってきて、気持ちが追いつかないのは仕方がないですよね。
私は母親である自分が産んでおきながら、息子が3歳になっても「この子が私の子なんだなぁ。不思議…」とたまに思うくらいなので、父親が実感が持てないのは当たり前です。
子育てが不慣れ
父親はどうしても子供と一緒にいる時間が母親よりも少なくなってしまいますよね。
なので、オムツ替えをする機会も、ご飯を食べさせる機会も、一緒に遊ぶ機会も、母親よりも少ないです。
母親はサクサク育児をこなしているように見えますが、すべての母親も初めからなんでもできたわけじゃないんですよね。
私も初めての育児でとっても大変だったのを覚えています。初めてのオムツ替え、初めてのお風呂、何もかもが初めて経験することで、自分のやり方が正解なのか不安になりながら育児をしていました。
父親が子育てが不慣れというのは、経験値の違いで、子育てに向いてないというわけではないんです。父親だってたくさん育児の数をこなせば、母親と同じか母親以上に得意になりますよ。
ママ友はオムツ替えを旦那さんにやってもらい続けたところ、ママ友よりも素早くできるようになったそうです(笑)
男性は父親になっても幼い
男性は父親になっても実感がなく、独身時代と同じように生活する人も多いです。
- 自分の趣味に没頭する
- 父親になるどころか大きな子供のまま
- 自分の子供にヤキモチを焼く
- 自分だけ大変だと思っている
男性は、子供ができても自分の趣味を持ち続ける人が多いですよね。一家を支える仕事をしているので、心が休まる趣味があるのはいいことです。でも、フィギュアなどを小さい子が口にしたり、子供が触って壊したりと気になって仕方がありません。
また、子供ができても「あの服どこにあったっけ?」など、奥さんに頼っている人も多いです。私も子供の初めての検診で外出した時、「俺の携帯持ってきてくれた?」と聞かれて唖然としたことがあります。私は自分と子供のことで頭がいっぱいなのにそんなことを聞かれ、正直「自分のことは自分でやってくれー」と思いました。
奥さんが子供につきっきりになると、「自分もかまってー」と態度に出す「かまってちゃん」もいます。今まで奥さんを独り占めできていたのに、急に赤ちゃんに取られて気持ちはわかります。でも母親は子供のことで大変なのに、育児を手伝ってくれるどころか、「かまってー」とすねられると、「父親になったんだからもう少し大人になって...」と思いますよね。
父親が子育てに関わりたくなるコツ
父親である実感が沸かなくても、子育てに関わりたいと思っている男性はたくさんいます。ただ子供と接する時間が少ない中で、何をどうしたらいいのかわからないだけなんですよね。
どうしたらいいかわからない中で、奥さんに育児の仕方をあれこれ文句を言われると「じゃあもういいよ!」となってしまいます。
男性からはなかなか「教えて」とは言いにくいので、ここは奥さんが上手に誘導してあげましょう。次は、男性が子育てに積極的になれるコツを紹介します。
具体的に指示を出す
育児の経験値が低い男性は、「子供見ててね」とザックリ言われてもわかりません。
「オムツを替えたら、ウンチはトイレに捨ててからオムツだけ丸めてこのゴミ箱に入れてね」
「ご飯はスプーンに山盛りだと一口じゃ食べられないから、7分目でお願いね」
「いつもテレビは30分って約束になってるから、見たいって言ってもなんとか気をそらせてほしい」
また、父親が子育てに関わるというのは子供のお世話をするだけではありません。家事を少ししてくれるだけでも、とっても助かるんですよね。
「今ミルクあげるから、洗濯してもらってもいい?」
「寝かしつけるから、部屋の片付けしてもらえるとすごい助かる」
こんなふうに、自分の手に負えないことを具体的にどうしてほしいのか伝えると、男性もやることが明確になってやりやすいんです。男性は一つ一つステージをクリアし、自信が持てるようになりますよ。
夫婦といえども以心伝心はないと思って、細かく指示を出すことがポイントです。
頑張って父親をしている旦那さんを褒める
子育てが評価されないもどかしさは私たちが一番わかっていますよね。なので旦那さんが少しでも頑張って子育てに関わってくれていたら、できていることを思いきり褒めましょう。
できていないことに目を向けるのではなく、「お風呂入れられたねー!」「パパって絵本読むのすごい上手!」など、できていること、してくれたことを多少おおげさでもいいので褒めちゃいましょう。
誰でも褒められるのは嬉しいこと。楽しくなってどんどんやってくれるようになるかもしれませんよ。
きちんと感謝を伝える
旦那さんは、少ない時間の中で頑張って育児に参加してくれています。よくわかり合っている夫婦でも、きちんと「ありがとう」を伝えましょう
「ありがとう、とっても助かったよ」と伝えることで、男性は頼りにされていると感じられますし、次もやってあげようと思ってくれますよ。
旦那さんに完璧を求めない
旦那さんがせっかくやってくれたのに、ついダメ出しをしてしまうということはありませんか?
着替えを頼んで「なんでこの服なの?」と言ってしまったり、「ご飯を食べさせたら洗っておいてよ」など、つい口から出てしまいそうになりますよね。
でも、自分も初めから完璧にできたわけじゃないことを思い出してください。「少しくらい変な組み合わせの服でもいい。むしろ私にないセンスでおもしろい」ぐらい、おおらかな気持ちでいるとうまくいきますよ(笑)
父親だから出来る子育てとは
男性は子供と接する時間が少なくても、子育ての中で男性だからできる、男性の方が女性よりも向いているということもあります。
父親の方が向いている外遊び
母親は家事をしながら子供の世話をするので、家での遊びが多くなりますよね。ブロックや絵本などで遊ぶことは普段できても、外で思いっきりサッカーしたり、釣りに出かけたりするのは難しいです。
子供が男の子でも女の子でも、いろんな遊びをすることはたくさんの経験ができて、子供の成長にとてもいいですよね。
我が家では外に遊びに行ったら、ここぞとばかりに旦那さんに遊んでもらっています。普段一緒に遊ぶ時間が少ないので、息子は父親と走り回るだけでもとっても楽しそうですよ。
父親の威厳でガツンと叱る
母親は長く子供と一緒にいる中で、ちょこちょこ子供に注意する機会がありますよね。なので子供は母親に小言を言われるのに慣れてしまうんです。
そんな時に力を発揮してくれるのが父親です。
普段怒らない父親が怒るって、子供にとってはとってもインパクトがあるんです。母親が言っても聞かないことは、父親からガツンと言ってもらうと真剣さが伝わるんですよね。
一般的に女性は説明も含めてガミガミ長く注意しますが、男性は短い言葉で叱ります。子供は集中力がないので、端的に言う方が伝わるというメリットもあるんですよ。
父親の仕事について話す
女性は子供を産むまで仕事をしていても、その後仕事を辞めたり、続けてもバリバリというよりは子育てに支障が出ないように働く人が多いですよね。
その反面、男性は一般的に家庭を支えるためにバリバリ働くということが多いです。女性よりも仕事でいろんな経験をし、いろんな人間関係の中で過ごすというのは、母親では語れないたくさんのことがあります。
これから大人になってどんなことを考え、どう自分の人生を生きていくのかは父親だから語れることかもしれません。
子育てに向いてない人もいる
どうしても子育てに向いてないという人も中にはいます。でもこれは男性女性は関係ないんですね。
母親でも父親でも、いろいろ手を尽くしても育児がストレスになるという場合は、夫婦で相談して子育てできる人がすればいいんです。イライラが本格的なストレスになり、うつ病やノイローゼになっては家族の生活に支障が出るだけでなくる、本人の人生にも関わってきます。
「こうでなくてはいけない!」という固定概念にとらわれず、それぞれの幸せな形を作っていけたらいいですね。
まとめ
- 男性が子育てに向いてないと思われるのには理由がある
- 父親が子育てに関わりたくなるには、母親の上手な誘導がポイント
- 父親だから出来る子育てがある
- 子育てに向いてない人もいる
子育てに慣れてサクサク育児をこなす母親から見ると、不慣れな父親は子育てには向いてないを思うかも知れません。でも実は父親が得意とすることもあるんです。
経験の数から得意不得意はあるかもしれませんが、向いてないということではありません。お互いにサポートしながら、感謝を忘れずに夫婦で子育てできれば夫婦の絆も強くなりますよね。
そんな父親と母親なら子供もすくすく育ってくれますよ。
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