子供のイヤイヤ期って本当に疲れますよね。
「ご飯食べよー」と言っても「イヤ!」、「お風呂入るよー」と言っても「イヤ!」。全ての返事が「イヤ!」で返ってきます。
また「自分で着替えられる!」と言っておいて、結局できずに「できないー」と泣きわめくので、それじゃあと思って手伝おうとすると「じーぶーんで、でーぎーるーのぉ!」と怒って叫ぶパターンもあります。
ママは「もうなんなのよ…」ってグッタリですよね。
たまに「うちはイヤイヤ期はなかった」という人もいて、「イヤイヤ期がないなんて羨まい!」と思う人もいるかもしれません。
また「イヤイヤ期がないのは賢い子」って聞いたことはありませんか?そして反対に「イヤイヤ期がないのは子供が成長する上で問題」という意見も私は耳にしたことがあります。
「結局どうなの?!」と思いますよね。あっても心配、なくても心配なのがイヤイヤ期。
- イヤイヤ期がないのは賢い子なのか
- イヤイヤ期がないのは問題なのか
- イヤイヤ期がない子の特徴
上記3つについて紹介します。イヤイヤ期の心配が少しでも減って、楽しく育児できるヒントになりますよ。
1歳半のイヤイヤ期でご飯を食べない場合の対策記事はこちらをご覧ください。
一歳半でイヤイヤ期突入!ご飯食べない子がパクパク食べる簡単解決法5つ!
3歳のイヤイヤ期で幼稚園へ行きたくない子の対策方法はこちらをご覧ください。
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Contents
イヤイヤ期がないのは賢い子?
「イヤイヤ期がないのは賢い子」と言われる理由に、言葉や発達が早いことがあります。
イヤイヤ期は自分の意思が伝わらなくて、子供が「そうじゃない!どうしてわかってくれないの!」とイライラして怒ったり泣いたりするんです。
言葉が早い子は、まだつたなくても大人とコミュニケーションが取れやすくなっているので、子供がイライラすることが少なくなって、結果イライラ期がないと言われます。
また、イヤイヤ期は子供が自分ではやりたいのに思うように出来なくて癇癪を起こすということもあります。発達が早めの子はできることも多いので、その分子供がイライラすることが少ないんです。
ですが、将来勉強ができるという意味で賢い子になるかどうかは人それぞれのようです。有名大学を出ている人でも、子供時代にイヤイヤ期の激しかった人もいれば、イヤイヤ期がなかった人もいて、勉強ができるできないはイヤイヤ期は関係ないそうです。
イヤイヤ期がないのって問題?
イヤイヤ期がない子もいると言われるかもしれませんが、実はどの子どもにもイヤイヤ期があります。子どもの性格と親の捉え方でイヤイヤ期の感じ方が大きく変わるだけなんですね。
「うちの子イヤイヤ期がないけど大丈夫?」と心配するママもいるかも知れませんが、よく考えてみると、激しくはなくてもその子なりに自己主張をしていることがよくあります。なのでイヤイヤ期は個人の差はあっても、子供は確実に成長していて心配はいらないんです。
イヤイヤ期がない子の特徴
「イヤイヤ期が激しい子」と「イヤイヤ期がないくらいの子」といろんな子がいる中で、イヤイヤ期がない子の特徴は何なんでしょうか?
イヤイヤ期がない子の特徴を3つ紹介します。
親との意思疎通が上手くいっている
イヤイヤ期というのは、赤ちゃんから少し成長して自我が芽生えてくる時期です。まだ幼く言葉で上手く説明できないので、自分のやりたいことをわかってもらえなくて癇癪を起こすんですよね。
なので「イヤイヤ期がないのは賢い子?」でも触れましたが、言葉が早い子は親とのコミュニケーションにおいて意思疎通が上手くいっている場合が多いです。
意思疎通ができているというのは言葉だけではありません。うちの息子は9ヶ月くらいからベビーサインを教えて使い始めたのですが、言葉では伝えられなくても手のサインやジェスチャーで自分の意思を伝えることができました。
例えば、何を飲むかでもお水なのかお茶なのか、息子の飲みたいものをサインで伝えられます。なので私が「ほら飲み物も飲まないとダメだよ。お水飲んで。」とお水を出して、いきなりコップをはたいてお水をぶちまけらるということもありませんでした。
ベビーサインをしていたこともあってか、周りのママ友の話やネットの記事と比べると息子のイヤイヤ期はマイルドだったかなと思います。
価値観が親と同じ
自己主張ができて親もそれを理解できる場合でも、子供の主張を認められない場合もありますよね。
例えば、「もうすぐ外出する時間なのにまだ遊びたい」という状況では、子供が遊びたがっているのは理解しても外出する時間は譲れません。イヤイヤ期の子供は自分のやりたいことを抑えるのはまだ難しいので、イヤイヤ言って泣いたり怒ったりするんですよね。
ですが価値観が親と同じ場合は、子供もまだ遊びたい、親もキリのいいところまで遊ばせてあげたいという考え方で、お互いに折り合いがつきやすくなります。
- 子供が自分で洋服のボタンをやりたい。親も時間がかかっても子供にやらせたい。
- 子供は服がちょっと濡れたから着替えたい。親も急いでいても着替えさせたい。
- 子供がごはんを食べない。親は「今食べないならまた次は食べるだろう」と考える。
お互い同じ考え方だと衝突することが少ないので、結果イヤイヤが少なくなります。
親が子供のイヤイヤ期に気付いていない
親がおおらかな性格や忙しい場合は、子供の小さな自己主張に気付いていないということもあります。
イヤイヤ期が激しい子はわかりやすいですが、控えめな子は小さな自己主張ならおおらかな性格の親は許容範囲として気付かないんですよね。
- お菓子を食べたがっているけど、まぁごはんを食べたから、好きなだけ食べていいかな。
- 今日寝るのが遅くなっても、その分明日は疲れて早く寝るだろうから少し遅くなってもまぁいいか。
- 自分で牛乳を入れたいというのも成長の証。失敗してこぼしても、それも子供にとっては勉強になる。テーブルは拭いて服は着替えればいいだけ。
親がのんびり気楽に考えていると、子供は自分の要求が満たされやすくイヤイヤ期にならないことが多いです。
まとめ
- イヤイヤ期がなく賢いと言われる子は言葉や発達が早い場合があるが、勉強ができるかどうかはイヤイヤ期は関係ない。
- イヤイヤ期がないと言われる子でも、その子なりの自己主張をしていて、個人差はあってもみんなイヤイヤ期がある。
- イヤイヤ期がない子の特徴は「親と意思疎通が上手くいっている」、「親と価値観が同じ」、「子供のイヤイヤに気付いていない」。
いくらママがおおらかな性格でも、子供に付き合っていられなくてイライラすることもよくあります。
イヤイヤ期は差はあれどみんなにあるもの、そしてイヤイヤ期は子供が成長している証なので、ママはイライラが溜まって爆発しない程度に子供に付き合って見守ってあげたいですね。
イヤイヤ期はいつかは終わるものです。「あれ?最近イヤイヤ言ってないな。」と、子供の成長を感じるときが必ず来ますよ。