兄弟喧嘩が始まると「あぁ、また始まった...」とうんざりしますよね。兄弟喧嘩がひどいとイライラも溜まり、怒鳴ってばかりの毎日というママも多いんじゃないでしょうか。
「どうしてこんなに喧嘩ばかりするんだろう...」
「年が離れていたら喧嘩しないのかな...」
兄弟喧嘩をゼロにしようと思っても難しいです。また年の差があいているとお互い喧嘩にならないのかなと思いますが、年の差があっても兄弟は喧嘩します。
どうして兄弟喧嘩するのかという原因と親の対処方法を、年子、2歳差、3歳差別に紹介します。
兄弟喧嘩の原因総合ランキングの記事もありますので良ければ見てくださいね。
Contents
兄弟喧嘩がひどい 年子編
年子の兄弟だと、友達のように仲良く遊んでくれると思いきや、兄弟喧嘩がひどい!一体どうしてなんでしょうか?
原因 兄弟はライバル
年子の兄弟は年齢が近いので、上の子下の子という概念がない場合が多いです。兄弟というよりも、同じ立場の「ライバル」。常に張り合うので、毎日ケンカになるんです。
対処方法 兄弟が揃っていない時に特別扱いする
幼稚園や習い事などで、兄弟が揃っていない時にママと子供の濃い時間を過ごし、たっぷり甘えさせてあげましょう。ちょっとスーパーへ行った帰りに「弟くんには内緒ね。」とアイスクリームを食べたり、「もうちょっとだけ公園で遊ぼっか。」と長めに遊んだりして、ちょっとした特別扱いをしてみましょう。
子供はライバルの兄弟にはない、ママとの自分だけの秘密の時間を過ごせてうれしくなるんですよね。特別扱いは、兄弟どちらかに偏ることないようにしてくださいね。
また、おもちゃや服はなるべく同じものを2つずつ用意しましょう。子供は特にもともと欲しかったものでなくても、兄弟どちらかが持っていると欲しくなってしまいます。兄弟同じ条件なら喧嘩が減りますよね。
同じものでも「そっちがいい!」と兄弟喧嘩が始まる場合は、ママがそれぞれに手渡してみましょう。子供たちが選んで兄弟の物を取り合うことがなくなりますよ。
子供のうちはひどい兄弟喧嘩をしがちな年子ですが、喧嘩の時期を過ぎたら友達以上に結束が硬くなるのが年子のいいところですね。
兄弟喧嘩がひどい 2歳差編
私の周りでも多い2歳差の兄弟。2歳差の兄弟喧嘩の原因と対策を見てみましょう。
原因 上の子下の子お互いのイヤイヤ期
2歳差の兄弟は、上の子が魔の2歳の時に下の子が産まれます。上の子は、大好きなママを奪う存在として下の子に嫉妬するんですよね。私の周りでも、子供によってはかなりひどく下の子にあたってしまうようです。
まだまだ幼いので弟、妹が何なのかよくわかっていない場合もあります。ママの気を引くために下の子に意地悪することもよくありますね。
また上の子が少し落ち着いてきたかなという頃に、下の子がイヤイヤ期に入ります。下の子はイヤイヤ期で上の子にも反抗するので、上の子は何でもかんでもイヤイヤ言ってくる下の子に我慢の限界が来て喧嘩になるんですよね。
対処方法 上の子を意識してケアする
子供が大きくなったら兄弟平等に手をかけるのがいいのですが、下の子が生まれる時は上の子はまだまだ幼児です。平等に扱われていても、それがわからないこともあります。例えば、ママにそばにいて欲しい時に下の子の授乳の時間でママが下の子へ行ってしまうと、幼い上の子は自分だけ構ってもらえないと思います。
下の子はこの時はまだ幼いので、構ってもらっているかどうなのかよくわかっていないところがあります。下の子よりも上の子を気を付けて見るようにし、ママと一緒に下の子のお世話をしてもらいましょう。自分以外にママの気を引く存在がいても、ママに気にかけてもらっているとわかると上の子は安心して心が落ち着きます。嫉妬からの喧嘩が減りますよ。
下の子のお世話もママと一緒なら上の子も寂しくないですし、お世話をすることで上の子としての自覚も芽生え、下の子を可愛がってくれますよ。
また、下の子が3歳を過ぎるとママの言っていることが少しわかるようになるので、「どうして上の子のおもちゃを取ったらダメなのか」「どうしてもっと食べたいお菓子を上の子と分けて食べないといけないのか」など理解しやすくなり、あまり喧嘩しなくなります。
兄弟喧嘩がひどい 3歳差編
3歳くらい歳が離れていると喧嘩にもならないかなと思いますが、喧嘩するのが兄弟です。3歳差兄弟の喧嘩の原因と対処方法を紹介します。
原因 上は自分が上、下は対等と思っている
3歳差になると上の子はお兄ちゃん、お姉ちゃんとしての自覚があります。それに対して下の子は、自分が下だとは思っておらず対等だと思っているんですよね。
上の子は下の子の偉そうな態度にも、ある程度は「はい、はい。」と引いて流せるのですが、上の子が怒らないことをいいことに下の子が行き過ぎると上の子の堪忍袋の緒が切れます。
キレた上の子は3歳年上だけあって体の大きさもパワーも違うので、そこからひどい兄弟喧嘩になることが多いんです。
対処方法 動画に撮って子供たちに見せる
パワーのある3歳上の子と、思いっきりぶつかっていく下の子では兄弟喧嘩はひどいやり合いにもなります。
そんな時は兄弟喧嘩の様子を動画に撮って、子供たちに見せてみましょう。
「こんなくだらないことで喧嘩していた」
「自分の言い分がワガママすぎた」
「引くくらい叩いていた」
喧嘩している最中は頭に血がのぼっていますが、少し落ちつかせて動画を見せると、冷静に自分たちを見ることができます。動画を見せて、子供たちに自分でどう思うのか考えさせましょう。
実際、私のママ友の子供は、動画を見て「バカバカしい…」と喧嘩しなくなったそうなので、動画を撮って見せるのは、親が「やめなさい!」と言ってもやめない子供にいい手かもしれません。
また兄弟喧嘩の動画は子供たちが大きくなったときの思い出にもなるかもしれませんね。
まとめ
- 年子の兄弟喧嘩は、お互いをライバル視するから。兄弟が揃っていない時にこっそり特別扱いしたり、同じ条件になるように持ち物を出来るだけ2つずつ用意しましょう。
- 2歳差の兄弟喧嘩はお互いが順にイヤイヤ期になることが大きな原因。下の子が赤ちゃんの頃は上の子を注意して気にかけることで、上の子の気持ちが落ち着きます。
- 3歳差の兄弟喧嘩は、お互いの立場の認識が違うから。喧嘩の様子を動画に撮って、子供たちに冷静になってもらいましょう。
正直、子供は何歳差でも兄弟喧嘩をします。ひどい喧嘩でもどんな喧嘩でも、子供たちそれぞれの感情があって喧嘩になります。
兄弟喧嘩がひどいのは心配になるかもしれませんが、兄弟喧嘩は人生の人とのコミュニケーションを家庭で学べるといういい面もあるので、感情に寄り添いながら、子供たちの成長を見守りましょう。
ひどい喧嘩をしていたと思ったら、仲良く遊んでいることもあるのが兄弟。子供たちが思いやりや譲り合いを学びながら、のびのびと成長してくれたらいいですね。
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