3歳になったら幼稚園生活が始まりますね。今までナーサリーなどの未就学クラスに行っていなければ、ママと離れるもの初めてとなります。生活に慣れるまで情緒が不安定になる子も多いんじゃないでしょうか。
その上、イヤイヤ期も重なれば、朝から「幼稚園行かないー!」と泣いて大変。うちの息子も慣れるまで毎日大変でした。「幼稚園に行けば、集団生活の中で学ぶこともたくさんあるし行ってほしい。」と、当時あの手この手でなんとか毎日幼稚園に行かせていました。
イヤイヤ期の3歳でも幼稚園に行かない理由はちゃんとあります。その理由と泣く子への対応方法を紹介します。
幼稚園へ行かない原因がわかれば、泣かずに幼稚園へ行ってくれる日が必ず来ますよ!
イヤイヤ期がない子もいるらしいけど、特徴は?という記事もあるのでよければ見てくださいね。
魔の3歳時期を乗り越える方法の記事はこちらをご覧ください。
悪魔の3歳!子育てに疲れた私が辛いストレスを乗り越えられた5つの方法とは?
Contents
幼稚園に行きたくない理由を探ろう
「幼稚園行かないー!」だけではどうして行きたくないのかわかりませんよね。でも子供をよく観察していると、子供の状態や気持ちを推測することはできます。
起きたばかりで眠い
うちの息子によくあったのは、「単純に眠い」ということ。朝起きて出かけるまでの時間が短いと、本人はまだ出かけるモードになっていないのに家を出ないといけません。そして、眠い時に幼稚園へ行って歌ったり踊ったりするのは、体がまだ目覚めていないので楽しくないですよね。
大人でも目が覚めていないうちに行動するのはツライです。大人はツラくても仕事に行く時間であれば行きますが、子供は時間の感覚もまだないですし、スケジュールもわかりません。イヤイヤ期なら自分の欲求を第一に通したいので、眠いと動きたくなく、泣いて自分イヤな気持ちを表現しているんですね。
ママと離れるのがイヤ
いくつかある中で大きな理由の一つが「ママと離れるのがイヤ」ということ。今までずっとママと一緒にいたので、急に初めての場所へ行って初めての人たちと過ごすというのは、3歳の子供にはかなりのストレスになります。
イヤイヤ期で何かにつけてグズるのも、ママに甘えているところがあります。なので朝から泣いて「幼稚園に行かない!」と言うのは、ママから離れないといけない状況の中、イヤイヤ期のグズりでママを求めているんですね。
3歳のイヤイヤ期で「とりあえず行きたくない」
3歳のイヤイヤ期では、「なんとなく気分じゃない」という気持ちから「行きたくない」と言ったりします。「なんとなく気分じゃない」ことをいろんな理由をつけて言うこともありますよね。
- 制服を着たくない
- かばんを持ちたくない
- 朝ごはんが気に入らない
少しでも気に入らないものは「イヤ!」と言って拒否するのがイヤイヤ期なんですよね。
朝から泣く子への対応方法
では朝から泣いて幼稚園へ行きたがらない子にはどう対処すればいいんでしょうか。私やママ友が実践した方法を紹介します。
早寝早起きで、朝に一遊びできる余裕を持つ
朝起きてから出発までの時間が短い場合は、早寝早起きの習慣をつけましょう。朝起きてから一遊びできるくらい時間に余裕があれば、出発の頃には体はシャキッと目覚めています。体が目覚めると、幼稚園へ行って歌ったり遊んだりする気持ちの準備もできますよ。
早起きしたらその分疲れて夜寝るのが早まります。夜寝るのが早くなると、起きるのも早くなって好循環になりますね。
それでも子供が朝が苦手という場合は、遮光カーテンをせずに太陽の光で体を目覚めさせたり、前の晩寝る前に「明日の朝、一緒に朝ごはんの準備しよっか。だから早く起きようね。」「明日の朝、早く起きてママと遊んでから幼稚園行こう。」など、子供の趣向に合わせて、次の朝早く起きたら楽しいことがあることを伝えると、子供は早く起きやすくなりますよ。
ママは必ず迎えに来ることを伝える
「ママと離れるのが寂しい」という子は、潜在意識で「ママが行っちゃったらもう会えない」と不安になることがあります。なので、「今はバイバイするけど、◯時になったら必ずお迎えに来るからね。」「なるべく早くお迎えに来るから、今日何したのか後でママに教えてね。」「また後でママに会えるから大丈夫だよ。」と、必ず迎えに来るし、またママに会えることを伝えて安心させてあげましょう。
「泣いても仕方がないのはわかっているけど泣いてしまう、または泣きたい」という子は多いです。「ママと離れたくない」と言っても仕方がないけど言いたいんですよね。
なので、「また言ってる...」とイライラせずに、子供が安心するまで何度も「ママは必ず迎えに来るよ。」と伝えてくださいね。
イヤイヤ期の3歳の特徴を上手く利用する
3歳のイヤイヤ期は、「できるかなー?」と競争心をくすぐると上手くいく場合が多いです。
漠然と「幼稚園に行かないといけない」という悲しい状態から、「何秒で着替えられるか測ってみよう。」「自分で歯ブラシできるかなー?」など、ゲームにチャレンジするような楽しい雰囲気に持っていくと、3歳の子供は「自分はできる!」「やってみたい!」となり、子供の気分が変わりますよ。
また女の子はゴムの色一つにしても好みが出てきますよね。特にイヤイヤ期だと、ちょっと自分の好みじゃないものを用意されたら泣いて抵抗することもしばしばあります。
そんな時はいくつか用意しておいて子供に選ばせてあげたり、「好きな髪留め出しておいてねー。」と言って、子供の自分で選びたい、やりたい気持ちを上手く利用しましょう。
すると準備も早く終わりますし、子供の気分が変わって楽しい気分のまま幼稚園へ行ってくれることが多いです。
抱きしめて話を聞いてあげる
何をやっても泣き止まない時は、たっぷり泣かせてあげましょう。抱きしめてあげながら「ママと離れるのがイヤだから行きたくないの?」「今日は雨が降っているからイヤなの?」など、子供の気持ちを想像しながら聞いてみましょう。
イヤな気持ちの理由がわかったら「ママもさみしいな。」「そうだよね、雨はイヤだよね。」と子供の気持ちに寄り添って、共感してあげましょう。子供は自分の気持ちをわかってくれたと心が満たされ、抱きしめられるというスキンシップによって、より安心します。
子供は親の愛で心が満たされ、いつでもその愛に触れられるとわかると、親から離れて自分で外の世界へ出ていこうとします。スキンシップと共感で子供が落ち着いたら、そのまま優しい気持ちで寄り添いながら登園してくださいね。
「なんで泣いてるの?!誰も泣いてないよ。」「もうお兄ちゃん(お姉ちゃん)なのに恥ずかしいなー。」などと、否定的な言い方をするのは子供は、「ママは自分の気持ちをわかってくれない...」と逆効果になるので注意が必要です。
幼稚園に行かないという選択もある
あまりにも泣いて嫌がる場合や、ストレスが体に出るような場合は、幼稚園をお休みするのも一つの選択です。「子供は少しずつ環境に慣れる」という意見もあるので、ただ単にイヤイヤ言っているのか見極めが難しいですが、今日は何をしても無理だなという時はお休みして様子を見てみましょう。
私のママ友の子供は、幼稚園生活が始まってイヤイヤ言いながらも通わせていたところ、風邪でもなく熱だけが1ヶ月程続いたそうです。結局幼稚園が合っていないと判断して幼稚園を変えたところ、熱は治まり、子供も楽しく登園を始めたそうです。
泣いたりグズったりして行きたくないことをアピールしても行かなければならない場合、ストレスが熱や腹痛、じんましんなどの体に出る場合もあります。家で様子を見るという選択もあるということを頭において、子供の様子を観察してみましょう。
まとめ
- 早寝早起きで、朝に一遊びできる余裕を持つ
- ママは必ず迎えに来ることを伝える
- イヤイヤ期の3歳の特徴を上手く利用する
- 抱きしめて話を聞いてあげる
- 幼稚園に行かないという選択もある
子供が泣いているとママも悲しくなりますよね。そこで3歳のイヤイヤ期の特性を上手く利用して、まずは楽しい雰囲気に切り替えましょう。
イヤイヤ期は親子の絆を深められる時でもあります。ママも疲れますが、必ず終りが来ると思って、イヤイヤ期の今をたっぷり甘えさせてあげましょう。
息子も1ヶ月も経てば泣かなくなり、自分で「幼稚園へ行く。」と言い出したので、子供にしっかりと寄り添えば、泣かずに登園してくれる日が必ず来ますよ。