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2歳や3歳をしつけでたたくメリットはある?親の気持ちと子供の気持ち

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2際や3歳の子供が言うことを聞かなかったり、何度言っても同じことをしたりすると「まだ説明してもわかない。少々痛いことをしても体でわからせるべき?」と考えたことはありませんか?

でも、しつけででも子供をたたくメリットってあるんでしょうか?子供をたたく時の親の気持ちと、たたかれた時の子供の気持ちについて紹介します。

子育てに正解はありませんが、正解がないからこそ自分のやり方が合っているか悩むもの。親と子供それぞれの気持ちを理解して、絆を深める子育てができればいいですね。

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しつけでたたくメリットはメリットではない

しつけでたたくメリットは、「親が怒っていることが伝わる」というだけです。でも親の感情が暴力で伝わり、子供は恐怖を感じます。なので、このメリットはメリットのようでデメリットなんです。大きな大人が自分をたたくということは、子供は心に取り返しのつかないような傷跡が残ってしまいます。

子供をたたく親の気持ち

どの大人も子供に暴力をふるうのは悪いこととわかっていると思います。でも、子育ての中で子供をたたく親は少なくありません。子供をたたく親の言い分がいくつかあります。

しつけにはたたくことも必要だと思っている

自分が子供だった時、親からたたかれたことがある人は結構いるんじゃないでしょうか。人は親になり初めて子育てする立場になった時、子育てについて誰も教えてくれないので、自分が育てられたように子育てをする傾向があります。

他にも、子供をたたく親の言い分がいくつかあります。

  • しつけのためなら、少しくらいたたいてもいい
  • 説明しても理解できない2歳、3歳にはたたくことでわからせる
  • 「これをしたらたたくからね」と言った上でたたくならいい
  • 手やおしりをペシッとたたくくらいなら痛くないからいい
  • たたいても、後で抱きしめるなどフォローすれば大丈夫
  • 子供が人をたたくので、たたかれた人の痛みを教えるためにたたく

確かに子供は何度言っても同じことをしたり、親の言うことを聞かないことがあります。そして、親がしつけと言って手やおしりを軽くたたくくらいならケガをするほどではありません。

でも子供をたたく時は、しつけのためと言いつつ、実は親が疲れていることが多いんです。

親が疲れてイライラしている

子育てはいつも笑顔でいられるような簡単なものではありません。次から次にやらかしてくれる子供に本当にイライラするんですよね。

  • せっかく作ったご飯を手で払って床に落とす
  • 牛乳をわざとこぼす
  • おもちゃを何度も落としたり、投げたりする
  • 床や壁に落書きする
  • 注意すると怒ってわめく

ママは家事など、自分のやることをしながら子供のお世話をします。たくさんやることがあるのに子供が何かしでかすと自分の仕事が増え、物事がスムーズに行かなくなるとイライラしてきます。そして子供が言うことを聞かないだけでなく、反抗的な態度を見せると、カッとなってたたいたりしてしまうんです。

自分も子供の時にたたかれて育ったし、周りでもよく見る光景に「たたく」ことを正当化して、しつけにはたたくことも必要だと思う親もいるかもしれません。ですが、たたかれた子供はどう思うのでしょうか。次は親にたたかれる子供の気持ちを考えてみます。

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たたかれる子供の気持ち

親はしつけのためと言ってたたいていても、子供は理解しているのでしょうか。

「悪かった」よりも「怖い」という感情

何かした時にたたかれたり怒鳴られたりすると、子供は泣いて「ごめんなさいー!」と謝るかもしれません。でもこれは自分のやったことが悪かったから謝っているのではなく、たたいた親が怖くて、やめてほしくて謝っているんです。

「たたく」というのは、痛みや恐怖心を植え付けて子供を支配することです。たとえそんなに痛くないたたき方でも、子供は「たたかれた」ということにショックを受けます。そして心のショックは簡単には消えないんです。「次は悪いことをしない。」ではなく、「たたかれないようにしよう。親を怒らせないようにしよう。」と親の顔色を伺うようになります。

「たたくのは、2歳や3歳では口で説明してもわからないから。」という人もいるかもしれませんが、口で言われてわからなければ、どうしてたたかれているのかも子供はわかりません。そして、たたかれる理由がわからないと親を怖い存在だと思うようになります。

「後で抱きしめてフォローしているから大丈夫。」という言い分もありますが、いきなりたたかれて、今度は抱きしめられて、と子供からしたら訳がわからず人間不信になりかねません。

私の周りに、子供の頃に母親からハンガーで足をたたかれたという人がいますが、「なんでたたかれたの?」と聞いても、理由はわからないと言います。その時母親は理由を言っていたかもしれませんが、たたかれた方には理由よりもたたかれた事実と悲しい気持ちが残っているんです。

「自分はダメな子」という低い自己肯定感

しつけのためとはいえたたかれていると、子供は「自分が悪いからたたかれる」、「自分はダメな子だ」と思い、無意識に「自分は親にとって大切な存在ではない」と感じるようになります。

2歳や3歳のころからたたかれたり怒鳴られたりして育つと、「自分はダメな人間だ」という思いが根底にあるので、大人になっても「自分なんて...」と自己肯定感が低くなります。

では、説明してもわからない子供にはどうしたらいいのでしょうか。

しつけであってもたたく必要はない

「しつけであってもたたかない」とは言っても、子供を「甘やかす」とは違います。子供が悪いことをしたらそれを教えるのは親の役目です。子供に伝わる方法で1つ1つ教えていきましょう。

2歳や3歳でも、悪いことはたたかれなくてもわかる

たたく行為は子供の悪い行いをやめさせるには手っ取り早いです。でも、たたかれた事実が心にいつまでも深く残ります。

大人は子供が小さいと何を言ってもまだわからないと思うかもしれませんが、2歳や3歳でも周りや親の雰囲気は十分理解しているんです。

  • 真剣な顔で子供と同じ目線にかがむ
  • 声を低くして楽しい雰囲気と区別する
  • 短い言葉で注意、説明する

小さい子に何か注意する時は、親のきぜんとした態度が大切です。たまに「ダメだよ~」と笑顔で言うママがいますが、これでは子供は怒られているのかなんなのかわかりません。外国ではよく子供の名前を呼んで、低い声で「NO」と一言で言うママを見かけます。そしてこれだけで子供はピタッとやめるんです。

同じ方法でも、なかにはやめない子や泣いて訴える子もいるかもしれません。それに対して、親はイライラしてきますが、イライラを爆発させないことが大事です。どんな子供でも初めから聞き分けのいい子なんていないですよね。

子供のやりたいことをやっていい状況でやらせる

親にとってのイタズラは、子供にとってはイタズラじゃないんです。特に小さい子供は自分の興味や探究心から、何度も物を落としたり、テーブルをお水でビチョビチョにしたりします。「ここから落としたらどうなるのかな。あ、音がした!もう一回」、「お水がこぼれちゃった。手でピチャピチャ触るの楽しい!」など、大人は当たり前にわかることでも、子供は一つ一つ経験してわかるようになるんです。

片付けたりやめさせるのを諦めて、気が済むまでやらせるのも一つの方法です。でもそれが悪いことと教えることも必要ですよね。なので、お水で遊びたいならお風呂場で遊ばせる、物を投げたいなら公園などで的あてのようにして遊ばせるなど、子供のやりたいことができる状況を作ってあげましょう。子供は満足して、ママもイライラしませんよ。

たたいてしまった時の親の対応は?

たたかないように気を付けても、つい手が出てしまったということもあると思います。そんな時は、叩いたことをきちんと子供に謝りましょう。そして、感情的にならず、どうしてたたくようなことをしてしまったか、理由を落ち着いた口調で説明します。決して、「きらいだから」「憎いから」ではないことを子供にわからせることが大切です。

たたかない生活をするには

たたかない生活をするには、日頃から気を付けるポイントがあります。

「たたかない」と自分で決める

一度たたくと、どうしても次もたたいてしまいやすくなります。自分の中で「これからはたたかない」と決めましょう。

心にとめるだけでは自信がない時は、紙に書いて壁に貼ったり、携帯の待ち受けにしたり、手に書いたりしてたびたび目につくようにすると、その度に思い出せるのでおすすめです。

またイライラが爆発しそうになったら、深呼吸をしたり、6秒数えると怒りのピークが過ぎますよ。私がよくやるのは、子供から離れて違う部屋に行くこと。違う部屋で洗濯物を畳んだりしているうちに少し冷静になれるので、物理的に子供と距離を置くのもおすすめです。

日頃からストレスを貯めない

日頃からストレスを貯めないようにするのも大切です。

  • 誰かに愚痴を聞いてもらう
  • 甘いものを食べる
  • 一人でカラオケに行く
  • 岩盤浴へ行く
  • カフェでボーッとする
  • 習い事をする

気分って意外とちょっとしたことで変えられます。何でもいいので、自分のテンションが上がるストレス発散法を見つけましょう。

生活の中に自分が楽しいと思えることを1つでも持っていると、子育てでイライラしても、気分がリセットでされますよ。

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まとめ

  • 「親が怒っていることが伝わる」というたたくメリットは、子供の中で恐怖が残り、メリットにならない
  • たたく親は「しつけにはたたくことも必要」と思っているが、たたかれた子供は、たたかれた理由よりも恐怖だけが残り、自己肯定感が低くなりかねない
  • たたかなくても、表情、声のトーンなどで2歳3歳にでも注意できるが、それでもたたいてしまったときはきちんと謝り、「嫌いだからたたいたのではない」ということをわからせるのが大切

自分がたたかれて育ったり、今までに子供をたたいたりしたことがあると、しつけでたたくということが当たり前になってしまいます。ですが、たたかれた子は友達をたたいたり、大きくなって子育てをする時にその子供をたたくようになるかもしれません。

しつけであってもたたくというのは、誰か悪いことをしたらたたいてもいいと子供に教えていることと同じです。なので、「どうしてそんなことするの!」と怒っても、親が普段していることも多いんです。

子供は親を見て育ち、環境が子供の価値観を作り上げます。親が子供のお手本となって接し、子供との絆を深められたらいいですね。

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