赤ちゃんの夜泣きには身も精神もズタズタにやられますよね。周りで「うちは全然起きないよー。」なんて聞くと、殺気立つくらいうらやましくなります。
「もういっそ夜泣きを放置したい。でも声が枯れるくらい泣いているのに、いつまで放置していいの…?」と悩むママも多いんじゃないでしょうか。
日本では赤ちゃんと同じ部屋で寝たり、添い寝したりするのが一般的ですが、アメリカや欧米では「夜は夫婦の時間」として、産まれたばかりの赤ちゃんを別室に一人で寝かせる文化があるんです。赤ちゃんは一人で寝られるようになりママやパパの時間と睡眠を確保できるようになります。日本では「おねんねトレーニング」などと呼ばれているのですが、日本でも「おねんねトレーニング」を取り入れている人たちが増えてきています。
赤ちゃんのお世話に疲れ果てているというママへ、夜泣きは何時間放置していいのか、「おねんねトレーニング」はいつから始めていいのかなどを調べてみました。
ママも十分寝られれば体も回復しますし、もっと楽しく赤ちゃんのお世話ができますね。
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そもそも夜泣きは何時間も放置してもいいの?
育児書でも赤ちゃんが泣いてもすぐに飛んで行かなくてもいいと書かれていることがあります。でも泣いている赤ちゃんをどれくらい放っておいていいんでしょうか?
周りのママ友に「赤ちゃんが泣いたらどれくらいで駆けつけるか」を聞いてみると、「すぐ見に行く」という人がほとんどでした。その他「自分が眠い時は30分放置したことがある」というママもいました。
ママたちの意見は、必死に泣いて訴えている赤ちゃんを放っておいて、「愛情不足になるんじゃないか」「赤ちゃんは泣いてもママが来ないから不安で、ママと赤ちゃんの信頼関係が築けないんじゃないか」と心配になるのが多かったです。また、「すぐに行かなくてもいいけど、3時間くらい何もせずに放置するのは、ケガや病気をしているんじゃないかと不安になる」というママもいました。
確かに30分くらいなら敢えて放っておいて様子をみるのも一つの方法ですが、3時間も泣き続けるとなると、赤ちゃんに何か問題が起きたんじゃないかと気にした方がいいかもしれません。
夜泣きを放置する「おねんねトレーニング」とは?
アメリカや欧米の国々では、子供は「おねんねトレーニング」をするのが一般的です。「おねんねトレーニング」とは、赤ちゃんが自分で入眠し、夜中も起きずにグッスリ寝られるようにするトレーニングです。
「おねんねトレーニング」にはメリットがたくさんあります。
- 赤ちゃんが自分で寝てくれるので、ママの寝かしつけが楽
- 赤ちゃんが朝まで寝てくれるので、ママもたっぷり寝られる
- 赤ちゃんも夜中に起きず十分な睡眠を取れる
- 十分な睡眠で赤ちゃんの目覚めがいい
ママは赤ちゃんのお世話と家事でグッタリなので、夜たっぷり寝られるのはかなりありがたいですよね。
でも産まれたばかりの頃から夜泣きを放置していいんでしょうか。「おねんねトレーニング」の方法といつから始めたらいいのかを紹介します。
夜泣きを放置する「おねんねトレーニング」の方法は?
日本では赤ちゃんの泣き声を聞き続けるのは耐えられないというママがほとんどです。また赤ちゃんに何かあったらという心配もあるので、日本でする「おねんねトレーニング」は夜泣きを放置すると言っても何もしないということではありません。
まず赤ちゃんが泣いても3分は様子を見ます。そして部屋の外や寝ている側で優しく「ママはここだよー。大丈夫だよー。」というように声をかけます。
次は5分様子を見て、同じように声をかけます。
そしてだんだんと声をかける間隔を伸ばしていきます。
注意点は優しく声をかけたり、あまりにも泣きがひどい時でもトントンするだけで抱っこはしないこと。赤ちゃんに、自分がツライ時はママがいるということをわかってもらいつつ、「泣いても抱っこはない」と学習してもらいましょう。
「おねんねトレーニング」は個人差があるので、2日で寝てくれる子もいれば1週間で落ち着いてくる子、2週間かかる子もいます。途中で「やっぱり夜泣きを放置するなんて無理だ。」とトレーニングを止めてしまうと、赤ちゃんは「これだけ泣き続ければ抱っこしてくれるんだ。ママが添い寝してくれるんだ。」と学習してしまい、次もう一度チャレンジする時に難しくなってしまいます。
トレーニングが終わるまでは、ママも泣いている我が子を見たり付き添ったりしてツライので、パパに代わりにやってもらうなど協力してやってみましょう。
「おねんねトレーニング」はいつから始めたらいい?
赤ちゃんの頃から始めると言っても、新生児から始めるのはおすすめしません。新生児の頃は赤ちゃんに「いつでもママがいるよ。」とスキンシップをたっぷり取って赤ちゃんとの絆を深めてくださいね。
開始時期は生後6ヶ月~1歳くらいが多いようです。また旅行中や赤ちゃんの体調が悪い時は、普段の生活に戻ってから始めてくださいね。
「おねんねトレーニング」失敗談と成功例
私は息子が産まれた時、「絶対おねんねトレーニングをやる!」と決めていました。でも、実際は全くできずに断念しました…
ホルモンバランスの関係でか、体と精神が変なテンションになっていて、赤ちゃんの鳴き声は1分とも聞いていられず駆けつけていました。むしろ寝ていてもガサゴソ赤ちゃんが動くだけで目覚めて様子を見に行くといった状態でした(笑)
息子は完母で育てたのですが、結局添い寝で寝かしつけ、卒乳する3歳過ぎまで夜は頻繁に起きていました…
私はがっつり失敗したのですが、ママ友は成功した一人です。
赤ちゃんが6ヶ月頃から別室で寝かせ、泣いてもすぐには見に行かない「おねんねトレーニング」を頑張ってやったところ、2歳でも6時には寝てくれるようになったそうです。トレーニング中はかなり心が痛んだそうですが、「今の時期を乗り越えれば。」と心を鬼にして1週間続けたそうです。その後はだんだんと赤ちゃんも慣れていき、夜中は起きず朝までグッスリ寝てくれるようになったとのこと。
そのママには上にもう一人子供がいるのですが、2歳と5歳で二人共7時には寝るので7時以降は自分の時間として楽しんでいるそうですよ。
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まとめ
- 夜泣きで赤ちゃんが泣き出したら、すぐに見に行かなくてもある程度様子を見てOK。ただし3時間も泣き続けるのは、赤ちゃんのケガや病気などをチェックした方がいい。
- おねんねトレーニングをいつから始めるかは、新生児期を避けた生後6ヶ月~1歳くらいの場合が多い。
- 夜泣きを放置するおねんねトレーニングは放置と言っても何もしないわけではなく、優しく声をかけたりトントンで泣き止むか様子を見る。
赤ちゃんのひどい夜泣きに毎回即座に起きて対応していては、ママは寝不足でグッタリ疲れてしまいます。ママが疲れ果ててストレスで鬱のようになってしまうことを考えれば、夜泣きもある程度放置して様子を見ることをおすすめします。
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ストレスが母乳育児に影響!ママと赤ちゃんが笑顔になるためにできること
夜泣きは個人差がありますし、育児は各家庭で方針も違います。家族で話し合っておねんねトレーニングを取り入れてもいいですし、夜泣きに付き合うのであれば「夜泣きも今の時期だけ」とおおらかに捉え、家族で助け合えればいいですね。