旅行へ行く前って、旅先で何が必要かなって考えますよね。
日本でも香港でも買い物に必要なものといえば買い物袋。買い物袋もリサイクルの進化で場所も変われば事情も変わります。
日本とは少し違うところもあり、事前にわかっていれば「あれ?」「ん?どういうこと??」とならなくても済みますよね。
香港へちょっとした旅行でも買い物はつきものだと思うので、ここでは香港の買い物事情やエコ対策について紹介します。
旅先で困らないように事前に知っておき、買い物楽しんじゃいましょう。
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香港のリサイクル
香港ではゴミの分別がほとんどされていないのが現状です。
マンションや街には、紙やビン、カン、プラスチックなどに分けられたゴミ箱が設置されていますが、中を覗くと分別されずに捨てられていることもよくあります。
実際私の住んでいるマンションのゴミ箱は1つで、カンやビンなど分かれていないです。
上の写真は道にあるリサイクル用のゴミ箱です。左から、一般ゴミ、紙、プラスチック、カン、別にビン用のゴミ箱となっています。プラスチックのところにたくさんのお水の空ボトルが入れられていますね。溢れていますが、思った以上に結構ちゃんと分けて入れられていました。
香港にはゴミの焼却所はなく、ゴミは埋め立てで処理されます。香港に3箇所ある埋め立て処理場もすぐにいっぱいになると予想され、政府が本格的にリサイクルに力を入れ始めました。
その一つが次に紹介する買い物袋です。
香港では買い物袋は有料
ゴミをできるだけ出さないようにと考えられたのが、レジ袋の有料化です。
今までも香港ではスーパーなどの一部のお店ではレジ袋は有料でしたが、2015年4月からは全面的に有料になりました。1つ50セント(約7円)かかり、以前洋服を買った時はしっかりした紙袋で$1(約15円)と言われました。
人の心理ってすごいですね。「お金を払うなら袋はいらない」と、レジ袋の有料化でかなりゴミの量が減ったそうです。
香港ではエコバッグ持参が当たり前
では、みんなお買い物の時どうしているのかというと、エコバッグ持参です。
今までもスーパーでは買い物袋が有料だったからか、香港の人はみんなエコバッグを持っている印象があります。
私の友人は海外旅行の時も当たり前に持って行っていました。私の方がエコに対する意識が低かったです。
エコバッグは、女性を中心におばちゃんはもちろん、若い人もカバンに1つは必ず持っていますよ。男性はあまり持ち歩いていませんが、買い物をしたものはそのまま手で持って帰る人も多いです。
2015年の4月に有料になってからは、私のエコバッグの数も増えました(笑)
上の写真以外にあと2つあります(笑)写真の買い物袋は、左から黒いリュックタイプ、黄色のほんのちょっとの買い物用のB5サイズ、がっつり買い物用のクマ柄の大きいサイズ、IKEAの買い物かばんです。
黒いリュックは、前面のポケットにリュック部分を入れ込んで小さくできるものです。子供がまだ小さかったときに、両手が使えてかなり重宝しました。
黄色い小さいカンガルーのエコバックは、写真のようにたたむと5cmの正方形になり、かなりコンパクトです。ポシェットに入れて今1番使っているエコバックです。
クマ柄のエコバックは、広げるとかなり大きくなるので、たくさん食材を買い出しするときに使っています。
最後のIKEAはビニール素材なので、海に行くときにおもちゃやゴザを入れるのに使っています。濡れてもいいので便利ですよ。
エコバックを持っていない時はどうしたらいい?
香港のスーパーで買い物をすると、必ず「要唔要袋?(イウ ンイウ ドイ?)」や「使唔使加袋?(サイ ンサイ ドイ?)」などと聞かれます。
これは「袋は要りますか?」という意味で、いらない場合は「唔使(ンサイ)」と言うか、手を振っていらないサインをすれば大丈夫です。
でもエコバックを持っていないときや、思いがけずたくさん買って大きい袋が袋ほしいときもありますよね。そんな時は、50セントかかりますが「プラスチックバッグ プリーズ」と言えばくれますよ。
私の好きなエコバッグ紹介
前に街で見かけて「あ、かわいいな。」と目に付いた買い物袋があったんです。
香港ではいろんなお店で自社のエコバッグを売っているのですが、私が見た買い物袋もチラホラ見かけるものの、どこの袋かわからない…
持っている人に聞こうかとまで思いましたが、やっぱり聞けずにいました。
思いつくお店を見て回りましたが全然見つからず、何ヶ月も経ったある日、なんと近所のスーパー「wellcome」で見つけました(笑)
「wellcome」は香港のいたるところにあるローカルスーパーで、私はもっとオシャレなお店のものだと思っていたんです。なので、見つけた時は「かわいいと思ったけど、本当にイケてるのかな…」と自分のセンスを疑いましたが、何ヶ月も求めていたので即買いました。
生成りの布に緑で大きく木が描かれています。木の真ん中には「SAY NO to Plastic Bags」とあり、メッセージもエコを意識したものになっているんですよ。
サイズが大きいので、お出かけ用に子供の手拭きティッシュやお着替え、その他いろいろボンボンボンっと入れられ便利。
布製なので汚れても洗えて、公園や海に持って行くにも重宝しますよ。
《wellcomeの買い物袋》
$26.9(約370円)
幅約53cm 高さ約35cm マチ11cm
香港のお店の環境保護対策
香港では2015年にレジ袋が全面的に有料になった以外に、いろんなお店でも対策されてきています。
《マクドナルド》
ストロー廃止。と言っても、ほしいときは受け取りのところで「ストロー プリーズ」と言えばもらえます。
《Pret A Manger》
プラスチックストローの代わりに紙ストローを提供。
「Pret A Manger」は、サンドイッチを主に提供するイギリスのファーストフードチェーン店です。
《simplylife》
ストロー廃止。
「simplylife」は、焼きたての手作りヨーロッパ風パン、ペストリー、シンプルな食事を楽しめるカフェレストランです。
まとめ
- 香港では買い物袋は有料(1つ 50セント 約7円)
- エコバック持参が基本だが、ほしいときはレジで言えばもらえる
- いろんなお店でも環境保護の対策がされ始めている
お買い物は旅行の楽しみの一つでもありますよね。自分の物や、いろんな人へのお土産にも買い物をしない人はいないんじゃないでしょうか。
そんな時、香港の買い物袋事情を知っていれば「レジで何か言われたけどなんだろう。」と不安になることもありませんよ。
香港には、各スーパーや路面の小店にもいろんな買い物袋が売られているので、エコバックをお土産にするのもいいですね。軽くてかさばらないのでもって帰るのにも負担にならないですよ。
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