「楽しく通っていたのに最近嫌がるときも増えて、泣くときもある…」そんな子供を見ると、親は心配になりますよね。
子供が習い事を嫌がるときはいろいろ理由が考えられますが、その中でも習い事の数が多すぎるのが原因かもしれません。
最近は晩婚化や少子化で、子供1人にかけるお金が多くなっています。また子供の年齢が上がるにつれて、だんだん習い事の数が増える傾向にあるんです。
子供が習い事を嫌がるときは、今の習い事が多すぎて子供の負担になっていないか一度考えてみましょう。子供の生活に合わせたおすすめの習い事の数と、習い事の数をしぼるときのポイントも紹介します。
ゆとりを持っていろんなことを学べれば、子供は前向きにのびのびと成長してくれますよ。
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Contents
子供が習い事で泣く、嫌がるときの原因は?
子供が習い事に行きたがらない理由は何なのでしょうか?子供に聞いて素直に答えてくれる子もいますが、自分でもはっきりどういう気持ちでモヤモヤするのかわからない子もいます。
わかっていても親の手前言いにくいこともあるので、親はまずどんな原因がありうるのか知っておきましょう。
そもそもやりたいことじゃない
周りのすすめで習い事を始めたのであれば、そもそもその習い事は子供本人がやりたいことではないのかもしれません。
「やってみたけど、やっぱり興味がない」、「自分には合わない」など、楽しくなければ毎回通うのがツライだけですよね。
どんな習い事でも、子供が楽しく通えてこそ上達します。親の希望や期待の押し付けになっていないか、考えてみましょう。
習い事のクラスで嫌なことがある
子供本人がやりたくて通い始めた習い事でも、クラスに馴染めなかったり先生と合わなかったりすると、好きなことでも行きたくなくなるくらい気持ちがふさがります。
習い事を嫌がるときは、何かつらい気持ちを泣くことでアピールしているのかもしれません。子供に寄り添いながら、何か嫌なことがあるのか訪ねてみましょう。
習い事の数が多すぎ
本人がやりたいと言って始めた習い事で、特にクラスでも問題なさそうなのに嫌がるときは、実は習い事の数が多すぎることが原因かもしれません。
小学生になると、ほとんどの子供が習い事をやっています。そして1つだけじゃなく、複数やっている子も多いです。
「学校の授業に付いて行けるように、うちも英語クラス通わせようかな」
「周りを見てると、今は4つも5つもやらせるのが当たり前」
「うちの子はいろんなことに興味があるし、いろいろやらせたい」
ですが、学校生活があってその上習い事をするので、習い事の数が多いと子供の負担になってしまいます。お友達と遊ぶ時間も宿題をする時間もなくなりますし、その分睡眠時間が削られると睡眠不足にもなります。
また、習い事の数が多すぎると、それだけ1つの習い事へ割く時間が少なくなります。ピアノやサッカーなど、自宅での練習もできなくなるので、上達も遅くなってしまい、結果なかなか上達せずに習い事が嫌になってくるケースもあります。
習い事のおすすめの数は?
小学生の習いごとの数は3個までがおすすめです。平日は1〜2個、週末に1個と、週末を使って学校生活のある平日にはなるべく負担がかからないようにしましょう。
そうすることで、お友達と遊ぶ時間も確保できますし、習い事の後宿題をして寝不足になることも減りますよ。
我が家の息子は今まだ幼稚園なのですが、香港で13:30-16:30のお昼クラスに通っていて、幼稚園までの午前中を毎日家にいると、息子は退屈してテレビを見る機会も多くなってしまうんです。(私は熱心なママじゃないので、よくテレビの力を借りています 笑)
でも退屈してテレビを見るんだったら何か体を動かす習い事をした方がいいと思い、今は週に1回体操クラブに通っています。平日に1回でも習い事に出かけると、生活にリズムもできますし、1回なので息子にも負担にならずに楽しんで通えていますよ。
では次に、すでにたくさん習い事をしている、または子供がいろんなことをやってみたい場合に、どうやって習い事の数をしぼればいいか、ポイントを紹介します。
多すぎる習い事の数をしぼるポイント
ママも色々やらせたい、子供も好奇心旺盛だといろんなことにチャレンジしたくなりますが、そんな中で習い事の数を絞るポイントを3つ紹介します。
子供の本当にやりたいことにしぼる
いくら親が国語や算数をできるようになってほしくて塾に入れたとしても、子供が「やらされている」と思っていれば成績も上がりませんよね。また習い事のすべてを子供がやりたいと思っていても、その中で優先順位をつけてもらいましょう。
習い事の数がしぼられれば、その習い事に集中することができるので、練習も多くできて早く上達するかもしれませんね。
運動量の多いものと少ないものとでバランスを取る
習い事は、運動量の多いものと少ないものを、習い事の種類でバランスを取るのがおすすめです。
スポーツ系や音楽系、芸術系、勉強系、料理系などいろんなジャンルがありますが、習い事が全てスポーツ系だと子供は疲れてしまいます。
スポーツ以外興味がないという子には、子供の負担にならないように、1つのスポーツ系の習い事が終わったら別の新しいスポーツ系の習い事を始めるというふうに、なるべくかぶらないようにするのがおすすめです。
各習い事のゴールを決める
これは結構大事なことですが、習い事を始める前に、「どうして習い事に通うのか」「いつまで習い事に通うのか」というゴールを、子供と話しておきましょう。
ゴールがないと、辞める理由がないからといつまでもズルズル習い事を続けてしまいます。例えば「ピアノで◯◯の曲を弾けるようになりたい」など夢があって習い事を始めれば目標ができますよね。本人がその習い事に熱中して、もっとやりたいとなったときは、次のゴールを決めましょう。
今やっている習い事の数を減らす時も、子供と相談して「ここまでやったら辞めよう。」と決めましょう。辞めるタイミングが決まっていれば、それまでマンネリになることも減りますし、途中で投げ出したのではないので「ここまでできた!」と、子供の達成感にもなりますよ。
また目標やゴールを決めておけば、途中で子供が上達せずに嫌気がさしても目標を再度確認することで「もう少し頑張ろう!」と前向きになれますよ。
まとめ
- 子供が習い事で泣く・嫌がるときは、「自分がやりたいことじゃない」「クラスで嫌なことがある」の他に、「習い事の数が多すぎる」が原因の場合がある
- 小学生の習い事は、週末も使って3個までが子供に負担にならずおすすめ
- 習い事の数をしぼる時は、「子供の本当にやりたいこと」「運動量の多いものと少ないものでバランスを取る」「目標と辞めるタイミングを決める」のがポイント
習い事が多すぎると、子供は疲れてしまって好きなことでも嫌がるときがあります。そんな時は習い事の数を見直してみましょう。学校生活とプライベートのバランスが取れれば、充実した生活を送れますよ。
学校の宿題と習い事に追われる子供時代はもったいないですよね。友達と遊んだり、家族の時間も大切にして、かけがえのない日々を過ごしましょう。
その上で、習い事で子供が熱中できるものが見つかれば、毎日がより楽しくなりますし、将来なりたいものが決まってくるなど、子どもの未来が具体的に見えてくるかもしれませんね。
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