お寿司やサラダなど目にすることが多くなったアボカド。トロンとしておいしいんですよね。
私は色んなメニューの中でも、半分に切って種を取った穴にしょうゆを垂らし、そのままスプーンで食べるのが好きなんです。(ズボラだけど、簡単でクリーミーでおいしい!)
そんな大好きなアボカド、離乳食にも取り入れたい。でも、いざアボカドを赤ちゃんにあげるとなったら「どう処理すればいいの?」と疑問になる人も多いんじゃないでしょうか。
そこで、安全に赤ちゃんに食べてもらうために、離乳食後期でのアボカドの調理法を紹介します。
「加熱しないどダメ?」
「生そのままあげちゃったけど大丈夫?」
「アボカドって冷凍できるの?」
普段あまり気にしていなかったいろんな疑問が解消されて、安心して赤ちゃんと離乳食タイムを過ごせますよ。
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Contents
離乳食にアボカドはいつからOK?
「世界一栄養価の高い果物」と言われているくらい素晴らしい食材のアボカド。離乳食ではいつからあげられるのか調べてみると、アボカドは離乳食の完了期からとなっていることが多いようです。
私が使っていた離乳食アプリ『ステップ 離乳食』でも下のようになっていました。
- 9-11ヶ月ごろ「カミカミ期」:△様子を見ながらごく少量から。積極的に与える必要はありません。
- 1歳-1歳半ごろ「パクパク期」:○食べやすい固さや形状に調理し適量ならOK。
どうして離乳食後期からなのかというと、脂質が多く消化機能がまだ未発達の赤ちゃんには適していないのが理由のようです。
アボカドは簡単にペースト状にできて離乳食初期からでもあげられ、海外では離乳食初期からあげるところもあるそうですが、赤ちゃんの体の発達を考えて、後期から少しずつ、もしくは完了期まで待つほうが安心ですね。
「ステップ離乳食」アプリは、離乳食の各ステージの食べていいもの・悪いものがひと目で分かり、毎日の離乳食作りに役立つアプリです。私も実際に使っていたのですが、食べたものの管理ができ、また食材の特徴や与え方が管理栄養士監修で載っているので、安心して離乳食を進められましたよ。
離乳食の後期にアボカドは加熱しないといけない?
アボカドは生でも食べられる食材です。最近はお寿司やサラダ、サンドイッチなどにもよく入っていますよね。でも離乳食では生をそのままあげていいのか気になるところ。
アボカドを加熱しないといけないかですが、加熱したほうがアレルギーが出にくいとされています。また衛生面でも加熱したほうが安心ですね。
加熱方法は茹でても焼いてもいいですが、やはり電子レンジが簡単でおすすめです。
もし生そのままあげて、じんましんやかゆみ、嘔吐や下痢などがなければ、生そのままでも大丈夫です。赤ちゃんの様子を見ながら、栄養価の高いアボカドを離乳食に取り入れましょう。
次はアボカドの離乳食レシピを紹介します。
離乳食後期 アボカドのレシピ 〈加熱編〉
離乳食後期にぴったりのアボカドレシピを紹介します!
アボカド・バナナ
《作り方》
アボカドの種と皮を取り除き、小さく切ります。レンジで加熱して、バナナと一緒につぶすだけ。
簡単なのに栄養バッチリのレシピです。熟したアボカドは柔らかく、バナナとの相性もいいですよね。
離乳食後期なので、ドロドロにすりつぶすよりもある程度形を残した方が、噛む楽しさも味わえていいですよ。
アボカドとはんぺんのおやき
《作り方》
はんぺん(2袋 65g×2)、アボカド(1個)、卵(1個)、片栗粉(大さじ1)、ほんだし(小さじ1)をフードプロセッサーにかける。
ツナ(1缶)、白ごま(大さじ3)、モッツァレラチーズ(50g)を加えて混ぜます。フライパンにスプーンで落としながら両面焼いて出来上がり。
トロ&ふわなおやきなので離乳食にぴったり。棒状に切れば、手づかみ食べにもいいですね!
アボカドとチーズのサンドイッチ
《作り方》
荒くみじん切りにしたアボカドとピザ用チーズを食パンではさむ。電子レンジで30秒ほど加熱し、食べやすい大きさに切って出来上がり。
サンドイッチならつかみ食べでも手が汚れずにいいですね。
赤ちゃんの離乳食の進み方を見て、サンドイッチがまだ食べづらそうであれば、食パン1枚にアボカドチーズを乗れるだけでもOK。その時はアボカドをペース路上にしてジャムのように塗ればパンからこぼれ落ちなくておすすめです。
大人も美味しく食べられるので、ママと赤ちゃんの朝ごはんやおやつが一度に作れます。赤ちゃんってなぜか大人が食べているものを食べたがるので、同じメニューだと嬉しくなってパクパク完食してくれそうですね!
アボカドポタージュ
《作り方》
アボカド(1/4個)・牛乳もしくは豆乳(50cc)・塩(ひとつまみ)を煮る。
馴染んできたらミキサーでガー!
材料を入れて煮、ミキサーにかけるだけの超簡単レシピ。アボカドがいい感じにとろとろポタージュにしてくれます。
温かいスープでももちろんおいしいですし、夏などは冷やして冷製スープにしてもいいですね!
離乳食後期 アボカドのレシピ 〈生そのまま編〉
加熱したアボカドに慣れてきたら、生そのままにチャレンジしてみましょう。
いろいろ野菜のアボカド和え
《作り方》
好きな湯で野菜を赤ちゃんの一口サイズに切っておきます。
マッシュしたアボカドと少量のしょうゆで和えて出来上がり。
こちらのレシピではマッシュしたアボカドをレンジで加熱していますが、加熱したアボカドに慣れたころなら生そのままのマッシュで様子を見てみましょう。
クリーミーなアボカドがソース代わりになってとっても美味しそうなレシピです。
また湯で野菜以外でも、豆腐と和えても食べやすくヘルシーなメニューになりますよ。
アボカドサラダ
《作り方》
アボカドを適当な大きさに切り、しょうゆ・マヨネーズを少しだけ加え和えます。
最後にかつお節をまぶして出来上がり。
アボカドって、しょうゆにもマヨネーズにもよく合うんですよね。私は普段しょうゆだけで食べていますが、このレシピでは最後にかつお節をまぶすので、マヨネーズがあったほうがかつお節がくっついて良さそうですね。
かつお節をまぶすことで、手づかみでも掴みやすくなっています。
切って合えるだけで赤ちゃんもよろこぶ離乳食が出来上がるので、忙しいママの鉄板レシピになりそうですね!
アボカドなっとうふ
《作り方》
アボカド(1個)と木綿豆腐(半丁)をサイコロ状に切る。
大きなボウルにいれ、ひきわり納豆(1カップ)、ごま油・すりゴマ・めんつゆ(各少量)を加えてザックリ混ぜる。
器に盛り、焼きのりを散らして出来上がり。
切って混ぜるだけの簡単手順で、しかも大人も大満足なこのレシピ。赤ちゃんと一緒に食べられるとりわけレシピって、本当に貴重なのですっごく助かります。
サイコロ状でも柔らかなアボカドと豆腐なので、赤ちゃんもパクパク食べてくれますね!
離乳食のアボカド 冷凍方法
「3個で安売りしていた」など、たくさん買っても食べきれないときってありますよね。そんな時は冷凍保存がおすすめです。冷凍してストックしておけば、いつでもすぐに離乳食に使えるのでとっても便利。
「アボカドって冷凍できるの?」と思うかもしれませんが、実はできるんです。次は、具体的な冷凍方法を紹介します。
アボカドを丸々1個そのまま冷凍
生のアボカドと同じように美味しく食べたいなら、丸々1個をそのまま冷凍する方法がおすすめ。
冷凍方法は、超絶簡単の「アボカドを冷凍庫へ入れるだけ」です(笑)
丸々1個冷凍すると解凍が大変じゃないかと思いますが、冷凍庫から出して30分ほどで解凍できます。解凍できているかどうかは、少し皮を押してみて柔らかくなっていればOK。もしくは、前の晩に冷凍庫から冷蔵庫へ移しておけば、寝ている間に解凍されていいですよ。
冷凍したアボカドは、種が手でポロッと取れるのもうれしいところ。
安売りなどでたくさん買った時は、1個そのまま冷凍でストックしておきましょう。
カットしてから冷凍
「半分は今日使って、残りは冷凍したい。」という場合もありますよね。そんな時は、冷凍する分を小さくカットし、ラップかフリージングバックに入れて冷凍しましょう。
解凍は1個そのまま冷凍したときと同じく自然解凍がベストですが、急いでいる時はレンジでチンでも大丈夫です。
冷凍するとアボカドの色が黒くなってしまうことがありますが、冷凍する前にレモン汁をかけてから冷凍すると変色しにくくなります。離乳食用にレモンをかけたくない人はそのまま冷凍してくださいね。
ペーストにしてから冷凍
和え物やソース、スープなどにはペースト状にしてから冷凍するのがおすすめです。
製氷皿を使えば少量がブロック状に冷凍できますし、フリージングバックに入れて冷凍すれば、凍った後にパキパキっと折って使いたい分だけ使えて便利ですよ。
私はパキパキっと折るときに力を入れすぎるのか、フリージングバックが破れてしまうことがあるんです。なのでフリージングバックに入れた後に菜箸や指を押し当てて軽く線をつけておくようにしています。そうすると冷凍された後にでも小分けに割りやすく、フリージングバックも破れにくくなりますよ。
アボカドは冷凍すると少し水っぽくなってしまうので、アボカドをメインで使う時は生のアボカド、もしくは1個そのまま冷凍したアボカドを使うことをおすすめします。スープやアボカドをメインで使わない和え物にはカットやペースト状に冷凍したものでも十分おいしく食べられます。
生のアボカドや1個そのまま冷凍、カット・ペースト冷凍などを使い分けて、おいしい離乳食を作ってあげましょう。
離乳食にアボカドをあげる時の注意点
とっても体にいいアボカドですが、赤ちゃんにあげる際には注意点もあります。正しい方法を知って、楽しい離乳食タイムにしましょう。
アレルギー反応が出ていないか確認する
アボカドに限らず、初めてあげる食材は小さじ1の少量から始めます。アボカドを食べた後に赤ちゃんが嘔吐したり、口の周りや体の赤み、じんましんなどが出ていないか注意しましょう。
またバナナやキウイなどでアレルギー反応が出ると、アボカドでも同じようにアレルギー反応が出ることがあります。以前にバナナやキウイで赤ちゃんに体に異変が出たことがあれば、よく注意して観察しながらあげてくださいね。
アボカドの摂りすぎに注意
「世界一栄養価の高い果物」と言われているアボカドですが、「森のバター」とも言われるように脂質が多いです。クリーミーでまったりとしたおいしい味わいは脂質が多いからなんですね。
アボカドの脂質は良質な油で体にもいいのですが、摂りすぎると消化機能が未発達な赤ちゃんの体には負担になります。また、たくさん食べるとカロリーオーバーにもなってしまいますよね。
アボカドをあげる時は、他の食材と混ぜるなどして摂りすぎないように工夫しましょう。
アボカドは熟しているものを選ぶ
アボカドは熟していないとすんごく硬いんですよね。ゴツゴツとした皮を触ってみて、「そろそろ熟してるかな~、どうかな~。」と思いつつ切ったはいいものの、全然マッシュできなかったことがあります(苦笑)
全くトロンとした感じはなく、ポリポリとした食感でした。。。
離乳食後期でも、赤ちゃんはもちろん大人のように硬いものをバリバリとは食べられません。アボカドの味もまだ完成されていないので、必ず熟しているアボカドをあげてくださいね。
まとめ
- アボカドは1歳~1歳半の離乳食後期であるパクパク期からがベスト。その前のカミカミ期では積極的に与える必要はないが、あげるなら少量から。
- アボカドを初めてあげる時は加熱して。加熱に慣れてきたら生そのままにチャレンジ。
- アボカドは冷凍保存できるが、生と同じようにおいしく食べたい時は1個丸々冷凍するのがおすすめ。
- アボカドを離乳食であげる時は、必ずアレルギー反応が出ていないか注意して見る。アボカド熟しているものを選び、あげすぎに注意。
私の母の時代には離乳食に出てこなかったアボカド。そのまま食べても、チーズやしょうゆとも合うんですよね。生で食べたり焼いて食べたり、スープにしてもおいしくいただけ、栄養価も高いとくれば離乳食に加えない手はありません。
赤ちゃんにあげるとなると離乳食後期でも不安になることもありますが、ポイントを押さえれば大丈夫。
いろんな食材を試して、赤ちゃんの食の世界広げてあげたいですね。
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