子育てって本当に疲れますよね。
朝起きて寝るまでずっと付きっきりで、子供の相手をしながらご飯を作り、洗濯をまわし、掃除して... 自分のことなんて到底出来ません。 この状態が365日休みなく続くんですよね。
私も子供が生まれてからは、「自分の生活=子育て」になって自分の楽しみなんて考える暇もなかったです。子供が3歳になっても、自分の時間もない状態で家事や子育てを頑張っているのに、子供は嫌なことがあるとすぐにギャーギャー言ってぐずるんですよね。
「魔の2歳、悪魔の3歳」という言葉があるのをご存知ですか?
「ご飯食べない!チョコレートがいい!」
「お風呂入りたくない!テレビ見る!」
「まだ寝たくない!遊びたい!」
何でもかんでも、とりあえず「NO!」というイヤイヤ期の2歳から、自分のやりたいことがわかるし伝えられる「悪魔の3歳」へと変わります。
毎日同じことの繰り返しで、私もイライラし「いい加減にしなさい!」と怒鳴ってしまうこともよくありました。怒鳴ったら怒鳴ったで、余計に息子が荒れることはわかっていても、どうしても自分のイライラが治まらないことってありますよね。
私がイライラしていると子供にもうつるようで、子供もすぐに大きな声で怒るようになっていました。そこで、「このままでは自分も子供も荒れていくだけだ...」と、自分の子育てを見直すことにしたんです。
その結果、心に余裕ができて怒る回数も減ったんです。そして怒ることが少なくなると、子供もぐずることが少なくなったのには驚きでした。「やっぱりママの精神状態って子供にすごく影響しているんだなー。」と改めて気付きました。
以前の私のように3歳の子育てに疲れた人へ、私が子育てにヘトヘトに疲れた毎日から笑顔で過ごせるようになった5つの方法をご紹介します。心が軽くなって子育てが楽しい時間になりますよ。
3歳のイヤイヤ期で幼稚園に行かせるのが毎朝大変なママへ、次の対策記事も良ければ見てくださいね。
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Contents
3歳の子育てに疲れる理由
3歳の子育てには、生まれたての赤ちゃんの頃とは違う大変さがあります。赤ちゃんの頃は抱っこやミルクなど体力的な大変さがありますよね。
でも3歳にもなると自分でお着替えが出来るようになったり、自分で歩いてくれたり、ご飯も自分で食べられます。ママの手助けは少なくなり、そういった面では子育てが少し楽になったと感じます。
では3歳の子育ては何が大変なのでしょうか?私の経験から、3歳ならではの子育ての大変さを考えてみました。
3歳になると自己主張が強くなる
3歳ともなると、赤ちゃんとは違っていろんなことがわかるようになります。自分の好きなものや嫌いなもの、やりたいこと、やりたくないこともはっきり出てくるんですよね。
また、いろんなことに興味を持つので、ママがやることもやってみたい!となるんです。でも大人のように周りの状況まではわかりません。
- 子供の嫌いなものでも、体にいいものだから食べてほしい
- お手伝いしてくれるのはいいことだけど、今は時間もないしササッと済ませたい
- 今からおもちゃを出して遊んでたら、寝るのが遅くなってしまう
上のように大人はこの後のことや状況を考えて行動できますが、3歳にはまだまだ難しいです。自分のやりたいことがすべてなので、それが叶えられないとギャー!となるんですよね。
お手伝いはやらせて達成感を味わせたいところですが、いつも時間がたっぷりあるわけではないですよね。出来ることが増えてきた3歳ならではの子育ての難しいところですが、大人の都合もありイライラすることが多くなります。
3歳になると知恵がついてくる
まだ3歳といっても、親の言うことも理解しいろんな知恵もついてきます。我が家でよくあったのが、「ご飯食べる詐欺」です。
息子はお菓子が食べたいがために、私が「今お菓子食べちゃうとご飯食べられなくなるでしょ?」と言っても「ご飯もちゃんと食べられる!」と言って、お菓子を出すまで泣きわめくんです。
「本当にご飯食べられるの?」と何度も聞いて、それでも食べるというのでお菓子を出すと、案の定ご飯を食べないんですよね。
息子は好き嫌いが多いので、いつも私達大人とは別メニューを作っています。なのに食べなかったときは本当にイライラするんですよね。
3歳では、どう言えば自分のやりたいことが叶うのかという知恵がついてきて、親は子供に振り回されて疲れることが多くなります。
3歳でもまだまだ赤ちゃん
3歳とはいえ、疲れたら「もう歩けない、抱っこして~」と甘えてきますし、大人の言うことが言語としては理解できても気持ちがあるので譲れないことも多いです。
心と体が成長している証なのですが、子育てに家事にと毎日ぐったりの状態では「もう3歳なんだからわかるでしょ!」と言いたくなります。
また遊んでいても、1人で静かに遊んでくれているなんてことはありません。
「ママー、見てー!」
「ママ、こっち来てー」
「ママ、本読んでー」
「ママ、これ開けてー」
もう毎分呼ばれますよね。
出来ることが増えてもすべて自分で出来るわけではないですし、「ママと一緒に遊びたい」、「ママに出来た成果を見てほしい」という行動が、自分の作業が進まなくてイライラしているママを精神的に追い込んでいくんです。
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3歳子育てに疲れた時の5つの対策
では、追い込まれた私がどうやって笑顔を取り戻したか、実際にやって効果があった方法をご紹介します。
たっぷり睡眠をとる
睡眠って本当に大切です。イライラするのって、実は体の疲れから来ていることも多いんですよ。 体と心はつながっているので、体が十分休まれば、心にも余裕が出来ます。
私は多少家事が残っていても、よく子供と寝るようにしました。21時には子供と一緒に寝ると次の朝スッキリ体の疲れが取れるのを感じます。
また子供とくっついて寝ることがスキンシップになります。赤ちゃんの頃ならミルクに抱っこに、日常生活でスキンシップが多くありました。でも3歳ともなると、意識しないとなかなかスキンシップってないんですよね。
寝る時は心もリラックスしますし、スキンシップによってより簡単にイライラがリセットされますよ。昼間怒ってもその日のうちに気持ちがリセットできるのはいいですよね。
子育てから離れた自分1人の時間を作る
家に子供といると、それだけで1日ゆっくりして楽だと思われがちですが、子育てをしていると正直ゆっくりしいる時間なんてありません。そして家にずっと子供と一緒にいると本当に煮詰まってきます。
なので、私は旦那さんに頼んで一人で出掛ける日を作りました。数時間、ただ一人でカフェで行き交う人を見ていただけですが、とってもリフレッシュできたのを覚えています。
それからは自分のストレスがたまってきたなと思ったら、旦那さんに子供を見てもらって自分一人の時間をあえて作るようにしました。
子供の預け先は?
「旦那さんが忙しくて子供を見てもらうなんて無理!」という人も、預ける先は他にもあります。
- 実両親、義理両親
- デイサービス
- 託児所
- ママ友
自分の両親が1番頼みやすいですが、遠くに住んでいたり仕事をしていて忙しかったりすると難しいですよね。そんな時は思い切って義理の両親に頼んでみましょう。
本当に困った時は、よく知っているママ友の方が頼りになる場合もあります。ママ友なら子育ての辛さもよくわかっていますし、何かあったらお互い様ですよね。
両親もママ友も、「助けてもらってありがとう」という感謝の気持ちも忘れずに伝えましょう。
また、周りに頼る人がいないという時は、デイサービスや託児所を利用するのも一つです。お金はかかりますが、義理の両親やママ友よりも気を使わなくていいというメリットもあります。ママが笑顔になるための必要経費と考えて、その分おもいっきりリフレッシュすれば安いといえるかも知れません。
何してリフレッシュすればいい?
長い間子育てをしていて、いざ一人になるとどうリフレッシュしたらいいかわからないという人もいるかも知れません。私もそうでした(笑)子育てと家事の毎日にどっぷり浸かっていると、「子供がいなかった時何してたっけ?」となるんですよね。
そこで、私や周りのママ友に聞いた一人でするリフレッシュのアイディアを挙げてみます。
- カフェでボーッとする
- 図書館で好きな本を読む
- ぶらぶらウィンドウショッピングをする
- 一人カラオケ
- 岩盤浴
- おけいこを始める
- 猫カフェで癒やされる
一人カラオケなんて聞くとハードルが高いようですが、実は一人でカラオケを利用する人って結構いるんですよね。大きな声を出せば嫌な気分も吹っ飛びますよ。
岩盤浴や簡単なマッサージに行くのも、体もほぐれてリフレッシュできそうですね。
自分一人の時間に気をつけること
大事なのは、「主婦だからといって昼間からこんなにゆっくりしていいのだろうか」など思わなくていいということです。主婦や子育ては休みのない大変な仕事です。意識してリフレッシュするようにしましょう。
また、ずっと家にいてリフレッシュするのは難しいです。普段長くいる家から出ることも大事です。
外に出て太陽の光を浴びたり、外の空気にあたったりすれば、何もしなくても気分が変わりますよ。
子育てを頑張っている自分へご褒美
子育てって頑張ってもなかなか認められないんですよね。それがストレスにもなるので、頑張った自分は、自分自信でねぎらってあげましょう。
ご褒美と言っても高級なものを買う必要はありません。自分がちょっと気分がよくなるものでいいんです。
私はご褒美として、スーパーでいつもは買わないちょっと高めのフレッシュジュースを買っていました。たかだかジュースですが、お風呂上がりにこっそり飲んで一人幸せを感じていました(笑)
気分が上がるものは人それぞれです。
- 好きなスイーツを食べる
- 好きなドラマを見る
- 好きな本や漫画を読む
- ゆっくりお風呂に入る
- 家事をしない日を作る
自分がどんなことに気分が上がるのか、いろいろ試して見つけてくださいね。
気持ちを吐き出す
子供も預けられない、一人の時間もなかなか作れない、という場合は、今の苦しい気持ちを誰かに聞いてもらうだけでもかなり気が晴れます。
ママ友に話す
私はママ友と出かけたときに、子供を遊ばせながら話を聞いてもらっています。自分のなかではイライラして険悪になった出来事も、ママ友に話して笑ってもらうことで、その時の自分の辛かった気持ちが浄化されるんです。
悩みを聞いてもらわなくても、他愛のないことをペチャクチャしゃべるだけでもスッキリするんですよね。
電話相談にかけてみる
周りに話を聞いてもらえる人がいないという場合は電話相談もあります。
いろんな悩みを聞いてくれる電話相談もありますが、子育てのプロに聞いてもらいたい場合は、市などで電話の育児相談が受けられます。育児での悩みを聞いてもらってプロの意見を聞けるので、相談した後は自信を持って育児が続けられそうですね。
日記に自分の気持ちを書く
周りに話せる人もいないし、電話相談もなかなか勇気が出ないという時は、自分の苦しい気持ちを日記に書いてみるのもおすすめです。
書き出すことで、自分が何にイライラしたのか、どうしたかったのか自分の気持ちが整理できます。冷静に自分と向き合え、客観的に状況を見られますよ。
私は書いてみて、自分がイライラした原因がとっても小さいことだとわかって苦笑いしたことがありました。よくよく突き詰めると、自分がお腹が空いていてイライラし、子供にあたってしまったとわかり反省しました。
完璧を求めない
子育てでイライラするのは、物事が進まないことが大きく関係しています。ご飯作って、洗濯して、掃除に買い物とママはやることがたくさんですよね。
その上子供からは「一緒に遊ぼー!」と言われ、全く家事が進みません。ストレスを感じやすい人というのは、実は「みんなのためにすべてを理想通りにやりたい」という人一倍頑張っている人なんですよね。
私は自分のキャパオーバーを感じてからは、家事も子育てもほどほどにするようにしました。多少部屋が散らかっていても「まぁいいか」と片付けもそこそこにし、疲れていたらご飯だけ炊いてお惣菜を買うようにしました。
はじめは「申し訳ないな。ダメな母親だな...」と思ったのですが、家族は誰も気にしていませんでした。気にしていたのは自分だけだとはじめて気付いたんです(笑)自分で自分を追い込んでいたんですね。
子供がご飯を食べなくても、「ま、そのうち食べるだろう」と思うようにしました。また、寝る時間が遅くなっても「次の日早く起きたら、明日は早く寝るだろう」と、遅く寝るのが習慣にならない程度に、あまり気にしないようにしました。
それからは自分の気持ちが楽になり、余裕をもって子育てが出来るようになりました。私の気持ちに余裕ができたからか、子供がぐずることも減って、お互い笑顔が増えました。
まとめ
- たっぷり睡眠をとる
- 自分1人の時間を作る
- 自分へのご褒美を用意する
- 気持ちを吐き出す
- 完璧を求めない
子育てと全く違うことをしてリフレッシュすれば、子供と接する時間をより濃厚にできますよ。また、睡眠や美味しいもので体を満たせば心も満たされます。
疲れた時の対処法が自分でわかっていれば、爆発する前に気分を変えられますよね。ストレスを感じたら無理をせず、意識して自分が笑顔になれることをやりましょう。
また、「魔の2歳、悪魔の3歳、天使の4歳」という言葉もあります。4歳になると「今までのぐずりは何だったの?!」というくらい物分りがよく、穏やかになると先輩ママが言っていました。
子育てはずっと続きますが、楽になってくることも多くのママが体験しています。「今、成長しているところなんだな」と大きく構えて見守りましょう。ママが笑っていることが子供にとって1番大事なんです。
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